教育方針 / 
学園の特徴 / 
よくある質問

教育方針

自由ヶ丘学園では、幼児の全面発達をはかるために特に、次の点に努力いたします。

1. 感謝の気持ちを養う

他人に迷惑をかけず、素直に誰にでも「ありがとう」が言え、またすべてのものに対しても、感謝の気持ちを表すことができるようにする。

2. 忍耐を養う

心身ともに“がんばり”のきく子に育てる。何事も最後まで「がんばって」なしとげるようにする

3. 創造性を養う

なんでもよく見たり、聞いたり、ためしたりして疑問をもち、自分で考える力をのばすようにする

体験から学ぶ

教育方針

人とふれあい、多くの経験を重ねることで伸びやかに育ってほしい。その願いから、自由ヶ丘学園では、11月から12月にかけてたてわり保育を行っています。
その基本は、異なる年齢および同年齢の子どもたちによる混合クラス編成。3・4・5歳の幼児たちが、支え合い、いたわり合いながら時にはぶつかりあうことで、思いやりやコミュニケーションの大切さを経験していきます。人との出会いは子どもたちの心と体を揺さぶります。それを楽しみに変えていく。そんな経験を可能にするのが、たてわり保育の特徴です。

遊びから学ぶ

遊びながら学んでいける空間を子どもたちに-

自由ヶ丘学園の園舎は、そうした発想から生まれたものです。そのため、グローバルな角度で、個性を尊重した幼児教育を行っている国々の施設を参考にしながら「子どもの完成を豊かに育む人間形成の空間」をテーマに、ゆとりある環境作りに努めています。遊具や備品も、「ひとつのものを大切に使う」ことを子どもたちが経験できるよう、耐久性の高いものを選びました。また、子どもたちが、安全に、健康に、のびのび活動できる空間づくりに取り組んでいます。

生活から学ぶ

無限の可能性を秘めた子どもたち。どの子もみんな、それぞれの個性に満ちた花を咲かせる種を持っています。幼稚園の時代は、その種がしっかり育っていくための「根を養う」時期。「できる」喜びは、子どもの意欲を育てます。しかし大人が「まだまだできる」と思えば、努力を強いられ、子どもは追い込まれてしまいます。幼児期は、じっくりと子どもの意欲を育て、創造力を育むかけがえのない時期なのです。そのため、自由ヶ丘学園では、日々の積み重ねに重点をおき、日常的にさまざまな経験ができる環境を設定しています。

学園の特徴

豊かな心を育てる

学園の特徴

経済が豊かになり、文明が進歩すると、とかく物の大切さを忘れ、感謝の心が薄れがちです。不平不満や無駄の多い日常生活を送っていますと、いつの間にかそれに流されてしまいます。これは、困難に耐えて頑張り、物を大切にする感謝の心の芽をつむことになります。私たちは、他人に対し、また、自然に対して「ありがとう」と感謝の気持ちを感じる時、豊かな心で生活ができます。このことは、人間生活にとって最も大切なことであります。この心を養うために、本園では建学の精神として、宗教的情操を育てることに努めています。
この感謝の心、豊かな心は、乳幼児期に体を通して獲得されるものであって、後になってからは身につけにくいものです。
私たちは、幼稚園生活を通して豊かな心を育てることに努めます。しかし、この感謝の心は、家庭生活の中でより植えつけられるものであり、正しい生活を送ることが必要となるため、園と家庭との協力なしには不可能なのです。

自主性・社会性を身につける

いつまでもお母さんに甘えていて、自分のことが一人でできず、友達と遊べないようでは困ります。たとえ幼くても、自主性や社会性を身につけさせることは、成長・発達のためには大切なことであります。
このため幼稚園では、身なりを整えたり、自分たちで使った本やおもちゃは自分たちで片付けたり、あるいは、自分でできることは、大人の手を借りないで、友達と力を合わせてやるようにします。
また、子どもとして心得ておかなければならない日常のマナーも、大勢の子どもたちを見習いながら、無理なく身につけるようにします。

あそびの保育

あそびの保育

幼児期は遊びの生活とも言われているように、遊んでいるときの子どもの目は輝いています。自由ヶ丘では、子どもの自発的な遊びを大切にする保育をしています。子どもたちにとって遊びは学習です。この遊びによって、健康な体を養い、忍耐力、創造性、社会性が育ち、脳の発達が活発になります。
遊びといっても、放任しておくのではなく、仲間と仲良く遊んだり、いろいろなものを作ったり、描いたり、歌ったり、話したりできるように環境を整え、指導や援助を行います。あるいは、幼稚園の周りの豊かな自然の中で、四季折々の自然を観察することによって、科学性の芽生えを養うことができるよう、散歩や園外保育を計画しています。ただ単に子どもを預かるとか、小学校へ入学する準備のための知識を与える教育するのが幼稚園ではありません。幼児期を、もっとも健康に、有意義に、そして子どもらしく過ごさせたいものです。
幼児期の子どもたちは、体験を通して学びます。知識とか技術がばらばらでなく、丸ごとの力として身につけていかないと、薄っぺらな物になってしまいます。また、知識開発と称してなされていることも、身体で感じ、身体で覚えることなしに知識だけ注入しても、無意味なだけでなく精神的負担を強いることにもなりかねません。
子どもは、自分は必要性を感じたり、真剣になれば、覚えるのも早いです。大事なことは、大人がそれをどう揺さぶるかということです。

はだしのすすめ

人間の特徴の一つは、二本足で歩くことです。人間は、この二本足で歩くことによって、より良き人間として成長することができます。同じ歩くにしても、靴を履くより、自然に直接触れるはだしの方が、子どもは生き生きとしてきます。はだしの活動は、子どもの心身の発達に、とても良い影響を与えるといわれます。
本園では、はだしでの活動をできるだけ多く取り入れるように心がけています。その結果、戸外での遊びが活発になり、薄着の子が多くなってきました。足の裏の刺激は、運動機能を伸ばし、大脳の発達を促します。はだしを強制することなく、一人ひとりが自分の体調に合わせて自主的にはだしになるよう、はだしのすすめを続けてまいります。

よくある質問

  • 私は、素直で思いやりのある人に育ってほしいと願っているのですが、自由ヶ丘では子どもたちがどのように育つことを願って教育していますか?
    素直で思いやりのある人に育ってほしいというのは、どの親も願うことだと思いますが、自由ヶ丘では、“生きる喜びを味わいながら、自由でたくましい人間”に育ってほしいと願っています。そのために、真の自己を確立し、主体的に、そして心と心の触れ合いを大切にして生きる態度と力を育てる教育を目指しています。
    幼稚園生活の中で、自己発揮を十分にする場面を大切にすることにより、子どもたちは次第に、自分のことを自分でする力、いわゆる自立心を確立していきます。しかし、自由ヶ丘ではそれだけにとどまらず、人との相互関係の中で共存していくという視点を持ち、自分のことだけでなく、周りの人たちにも目を向け、自分自身をコントロールする力、いわゆる自律を目標としています。
    人は、自律をすることにより、他人の目を気にしすぎたり、権力にこびることなく、自分自身をコントロールし、物事を自分の力で考えていける人間、つまり自らの価値判断を自分ですることができる人間になっていき、またそれが望ましい人間像であると私たちは考えています。
    そして私たちは、そのような人間となるための根っこの時期といえる幼児期はどうあるべきか考えながら、日々教育しています。
  • 自由ヶ丘の先生は、どのような方たちですか?
    また、あまり怒らないと聞いたのですが、なぜですか?
    賞罰を行い、積極的に大人の価値を押し付ける教育からは、明朗で、自立・自律した人間が育たないと気づいた自由ヶ丘では、大人と同等である子どもの人格を尊重しています。そして、共に手を取り合い生きていくという視点から、一人ひとりの主張を十分に聞き、子どもと教師が対等の立場で意見交換をすると言う姿勢を大切にしています。だから、怒らないように見えるのでしょう。
    自由ヶ丘では、理事長・園長・副園長・担任の他に、フリーで教育のフォローに当たっている教職員が多数います。また、男性保育者もおり、多様な大人との出会いを大切にし、それぞれの持ち味を生かして教育を行っています。自由ヶ丘の教職員は、感性豊かで、子どもたちに細心の注意を払いながらも、のんびりと生活を楽しみ、それでいて、エネルギッシュで、子どもと一緒に笑うのが大好きな人たちの集まりです。
  • 自由ヶ丘では、「遊び」についてどう考えていますか?
    子どもが自立し、そして自律していくのは、誰かにやってもらうものではなく、また、強制されてするものでもありません。あくまで、自分自身の力で掴み取っていくものです。その、「自分自身の力」は、さまざまな体験や経験を通して身につき、成長していくと私たちは考えています。
    試行錯誤を繰り返して、成功の充実感を得たり、失敗の挫折感を味わったり、見たり聞いたりして得た知識や情報を総動員して、自分で行動して考えてみる。このことが、将来の自立・自律をより確かなものにする礎になるのです。そして、このことを最も実現しやすい活動が、すなわち「遊び」です。
    そうすると、より多くの経験や体験のためには、より自由に「遊べる」ことが重要になってきます。そこで自由ヶ丘では、既成の、遊び方が決まってしまっている遊具よりも、子どもたちが作り変えていける環境を用意し、子どもたちが自分の好きな遊びを見つけ、飛び込んでいける、自由な雰囲気をもった生活や空間を心掛けています。
    たとえば、泥んこ遊びは自由ヶ丘の子どもたちの大好きな遊びです。泥の感触を味わい、泥団子を作ってはその形の変化や様子を楽しんでいます。年齢が上がってくると、ごっこ遊びにも発展し、友達との関わり合いも出てきます。大人の目から見れば、体も服も汚れ、迷惑極まりない遊びなのですが、子どもたちからすれば、気持ちが良く、さまざまな遊びに発展させていける魅力たっぷりの遊びなのです。
    このように、大人の感覚や都合で子どもたちの遊びに制限をつけ、子どもたちの経験の幅を狭くしていないか、ということを常に意識しながら、私たちは保育に当たるようにしています。そして、子どもたちが自分自身のことを見つめ直して自立し、また他の人との関わりの中で自分自身をコントロールしていけるだけの何かを掴んでくれればと、思っています。
  • 自由にのびのびと遊べるのは良いのですが、けじめについてはどうなっているのですか?
    自由ヶ丘では、子どもたちが自由に遊べる環境作りを心掛けています。しかし、幼稚園がさまざまな大人や子どもたちが集団で生活する場である以上、自分だけの独りよがりな自由な主張は、必ず他の子どもたちの主張とぶつかっていきます。
    その最も顕著な例が「けんか」でしょう。これを大人である保護者が、一方的に裁いて解決するのは実に簡単なことですが、これでは子どもたちは何も学ぶことができないと、私たちは考えます。
    けんかをして、「どうしてけんかになったんだろう」「けんかをしないためにはどうしたらいいんだろう。」という問題意識を持ち、それぞれの気持ちを言葉に表してみることが重要だと思うのです。その悩みや葛藤の中から、友達とうまく関わっていくためには、自分の気持ちや動きをどうしていけば良いか、すなわち、自分自身をコントロールするすべを掴んでいくのです。
    自分のしたいことが自由にできることが許されている一方で、そのためには、一人ひとりが「自由のための責任」を持たなければなりません。このことについて考えて、自分を律していこうとすることが、すなわちけじめをつけることだと私たちは考えています。
    子ども同士の関わりの中でこの責任を体得していけることを願って、環境作りに努力していますが、子どもたちだけでは考えが及ばなかったり気が付かなかったりする時は、教師の方から問題点を投げかけたり、話し合いの中から子どもたちの納得を得たりして、自由とけじめについて考えていったりもします。
    私たちは、子どもたちと一緒の場所で生活するものとして、どうしたらみんなが一人ひとりの存在を認め合いながら平和に生活できるか、日々子どもたちと探っていきたいと思っています。
  • 自由ヶ丘では、ケガや事故といった「危険と安全」については、どう考えているのですか?
    「危険と安全」ということで言えば、世の中に「絶対に安全」というものはありません。身近な物ではハサミ、ナイフといった類から、大きな物は自動車や飛行機、船舶の事故、あるいは地震、洪水といった天災もあります。また、誘拐、殺人といった人為的な危険も、悲しいことですが身の回りに起こりえる時代です。
    人が社会の中で生きていく以上、これらの危険から目をつぶり、避けて通ることは不可能です。これは大人も子どもも同じと言えましょう。避けて通れないとすれば、私たちは身に降りかかるかもしれない危機を察知して、自分にでき得る最良の対応を取り、危機を最小のものにする「危機察知能力・回避能力」というものが求められることになります。
    では、幼児期に限ってこの「危機察知能力・回避能力」ということを考えると、幼児期は、この力を高めるための基礎を学び、訓練をする時期と言えるでしょう。自由ヶ丘では、それについて「多少の危機を実際に経験することでしか学べない」と考えています。つまり「少々のケガは最大の予防である」ということです。
    たとえば、自由ヶ丘では、木工製作を楽しむのに、子どもたちはカナヅチとノコギリを使います。カナヅチ・ノコギリは、木材という硬い素材に手を加えることのできる便利な道具ですが、その分使い方も難しく、危険も大きい道具です。ですから、子ども自身そのつもりがなくとも、勢いあまって指を切ったり、手を打ちつけたりすることがあります。しかしその「痛み」を体験して初めて自分が手にしている道具の持っている力を知り、そして「どう使いこなしていったら痛くなく使えるか」ということを考え始めるのです。これは、大きな「学習」であり、こうした体験の積み重ねが「危機察知能力・回避能力」を高めると言えましょう。
    ただし、このときに重要なことは、「少々のケガ」のレベルに押さえられるだけの教師の事前の配慮とコントロールが欠かせないということです。カナヅチ・ノコギリの例でいくと、まず年少時には教師がマン・ツー・マンでつくことができなければ使わせません。年長児であっても基本的な扱いや管理の仕方を事前にしっかりと伝えてからでしか使いません。また、実際に使うときも、教師が近くにいて、仲間同士でも安全が確認できる状態で使うことを約束したりします。
    もちろん安全であるに越したことはなく、無理にケガをする必要はありませんが、といって危険を恐れる余り「転ばぬ先の杖」のように大人が先手先手に危険要因を排除していくことが、本当の意味で子どもたちにとって良いこととは思えません。楽しく、面白く、愉快な経験ばかりが人を育てるのではなく、コントロールされ、配慮の行き届いた「危険」があればこそ育つこともあるのです。
    またこのような経験を個々の家庭で体験することが段々難しくなってきている現状もあります。私たちは、こうした環境を子どもたちに積極的に提供していくべきであると考えています。
  • 自由ヶ丘では、薄着保育をしていると聞きますが、うちの子は、体も弱く風邪も引きやすいので、とても心配です。
    自由ヶ丘では、健康教育の一環として、薄着・裸足の生活を取り入れて保育しています。令和元年に各保育室にエアコンを設置いたしましたが、エアコンにしてもストーブにしても出力の弱い物です。当然、夏は暑く、冬は寒いという環境です。
    人間の皮膚には、汗を出す汗腺があります。暑い夏には汗を出して身体に熱がこもるのを防ぎ、冬にはこれが収縮し、いわゆる「鳥肌」状態になって体温を保とうとします。生きる力の根幹とも言えるこうした体温調節能力は、幼児期に全てが決まってしまうとも言われています。どんな環境でも自分の健康を維持できる身体でいられるのか、あるいは空調機器に頼らざるを得ないひ弱な身体になってしまうのか、幼児期の生活のあり方にかかっているわけです。
    このようなことから、自由ヶ丘では日々薄着での生活を心掛けています。こうしたことはアトピーの子どもたちにも効果があるという研究結果も出ています。また、薄着であることにより衣服による動きの規制がなくなり、自らの動きが活発になり動作も機敏になってきますので、その結果のひとつとして、食事もしっかりと取れるようにもなってきます。
    しかも、そのことを通して、健康な身体を作ることだけが目的ではありません。もうひとつ大きな狙いとして、「何事にも頑張ろう」という意欲的な気持ちや、我慢する意思といった強い心が育つこともあります。 このことは、幼児期においてとても大切だと考えています。ただ、個人の体質や日々の体調など、子どもの健康状態を考慮し、毎日、幼稚園と家庭とが連絡を取り合いながら、健康づくりに対する子どもの前向きな挑戦が充分できるようにと考えています。
    また、同じくして裸足保育にも取り組んでいます。日頃、靴下と靴で覆われた足は、土踏まずの形成が遅れることにつながり、運動能力の低下の原因になったりします。全身の筋肉の半分がある足を思い切り動かし、足の裏から刺激を受けることで脚筋の発達を助長し、また、脳の神経細胞も刺激されるので、脳の発達を活発にしていきます。
    薄着・裸足を通して身体の健康だけを求めるのではなく、健康づくりから養われていく内側からの成長や精神的な豊かさや強さなどを大切に考え、日々保育に励んでいます。
    エアコンは、暑い中でもしっかり外遊びをし、休憩するときはしっかり涼みと、メリハリをつけて活動をするためのものとして位置づけています。
  • 自由ヶ丘では、異年齢児との関わりや、ハンディを持った子どもの関わりを保育の中で取り組まれているのはどうしてですか?
    最近では、昔と異なり地域社会の崩壊と共に、子どもたちが安全で遊べる場所が減り、都市化し、行動範囲も限られてくるようになりました。同時に、核家族化し、近所との付き合いも表面的になってきました。そこで、自由ヶ丘では、幼稚園という小さな社会集団を通して、園生活だけの関わりにとどまらず、それ以外の場所でも、子ども同士の遊びが広がるようにと、異年齢での活動を行っています。1年を通していろいろな機会を捉えての縦割り保育や預かり保育、エンジョイサタデー(土曜の自由登園日)などがあります。
    異年齢での活動を通して、相手を思いやる優しい気持ちが出てきます。一人ひとりの大人が地域の子どもを見つめ、子どもが育つより良い環境を作るためにも協力し合う大切なことです。また、徒歩通園の場合、降園するときは地区ごとの集団降園のスタイルをとります。担当の教職員が先導し、子どもの安全を確保しながら降園します。
    次にハンディを持った子どもとの関わりについて、先ほども述べましたように幼稚園というのは、子どもにとって生まれて初めて、人(先生や友達)と関わりをもつ社会集団です。いろんな人がいる。足の速い子・遅い子、よくおしゃべりする子・しない子など。いろんな人がいることを(個人差)集団生活を通して、当たり前だと感じることを大切にしています。
    このような考えのもとで、ハンディを持った子どもたちや、すべての子どもたちが共に生活しながら相互に助け合い、認め合う自然な姿が、思いやる気持ちとなって、成長していきます。これを、一般的に統合保育と称しています。いろいろな人が生活することが、自由ヶ丘では当然であり、また社会でも当たり前になってほしいと願っています。
  • 自由ヶ丘では、文字や数について教えていないのですか?
    自由ヶ丘では、文字や数をワークブックなどを使って教え込むようなことはしていません。小学校に行けば教科が入ってくるために、より早く文字や数に触れておかなければいけないと考えたりもしますが、幼稚園は小学校を見据えての予備校的存在ではないと考えています。
    子どもが楽しく遊んでいる遊びの中には、文字や数についての素地(もとになるもの)が多く含まれています。例えば、文字を獲得する前段階では、他児との関わり・遊びの中で物事を考え、自分の意志を伝達していく喜びを知り、年長ぐらいになると伝達の手段である文字や数に興味や関心がわいてきます。おやつの数を数えたり、リレーやドッジボールをするとき人数を数えたりすることにより、自然に数に触れています。文字や数は、あくまでも手段であり、その前段階に大切な「人に伝えたい」というに気持ちを大切にしたいと思います。園庭では、お団子作りをしている光景をみかけますが、単に砂団子を作っているだけでなく、作るときは適当な湿り気や、形、砂の量など科学的なことも多く含まれています。こういう遊び・生活の中で文字や数の基礎となるものが養われていくものだと考えています。一般的にいわれる詰め込みなどの手段を講じるのではなく、むしろ子どもが自分で意欲的に何かに取り組もうとする姿勢を大切に育てていきたいと思います。
    遊びは、指示・命令などの制約を受けず、子ども自身がおもしろいなと感じることで、しだいに意欲が生まれてきます。保育者は子どもに何か教えるのではなく、あくまで子どもが成長していくための援助をしています。自由ヶ丘で培った経験をもとに、子どもたちは大きくはばたいていくことでしょう。

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