天気の良いある日、幼稚園の園庭になにやら大きな紙が置いてあるのを発見し「なにかな?」と不思議そうに見ながら、教師に「あれ、なにするの?」と聞きに来る子どもたち。「内緒~あとでみんなで楽しいことしようね!」の教師の言葉にわくわくしていました。
おひさまセットに着替えて元気に戸外に出た子どもたちは、まず最初に教師と一緒に絵の具で手形を取りました。自分の手の形をまじまじと見て「おおきいね」、「こんなかたちしてる!」と興味深々な様子。手形を取った後は、大きな紙の前に集まりバケツに入った絵の具を見て、目をキラキラ。教師との約束事の話が終わり、教師が体に絵の具を付けているのを見ると「ばけたくんだ!」、「えのぐおばけにへ~んしん!」という声が。絵の具で教師が変身していく姿を見て、子どもたちの大好きな “ばけばけばけばけ、ばけたくん“の絵本の世界に入っていました。そこでみんなで “えのぐおばけ”に変身タイムがスタート!
子どもたちは絵の具の付いた手を紙にペタッとしたり、手や体の上で色々な絵の具を混ぜて色が変わっていくのを発見をしたり、「ばけばけばけばけ、えのぐおばけにへ~んしん!」と教師や友だちと体中に絵の具を塗り合い楽しむ子などそれぞれの楽しみ方を見つけていました。中には教師の顔に「メイクしてあげる!」と絵の具を塗る子や自分や友だちの服に手形を押す子など、遊んでいくにつれて新しいあそびを見つけていく姿も見られました。気付くとみんな顔も体も絵の具だらけ。教師や友だちと顔を見合わせて笑っている姿はとてもかわいらしかったです。
初めてのボディペイントは「やってみたい」という思いの中にも、ドキドキしていた子はいたと思います。手形から少しずつ絵の具の感触を楽しんでいき、友だちと一緒に遊んでいくうちに気付いたら絵の具だらけになっている子どもたちを見て、友だちと遊ぶことは、楽しい気持ちだけではなく少しの勇気も与えてくれる素敵なことなんだなと様子を見ていて思いました。“友だちが楽しそうだからやってみたい”という気持ちは子どもにとって大きな原動力になるんだなと感じました。また自分たちで新しい遊び方を見つける楽しさも感じていたと思います。これからも友だちと一緒だからこそ発見できる面白さや楽しさを感じていきたいと思います。