第三自由ヶ丘幼稚園
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年長組

R8〈わくどき ももぐみおとまりかい〉 2026.07.31

登園 容体

お泊まり会の準備

 お泊まり会が近づき着々と準備をし「おとまりわくわくしてきたね~」、「わたしはどきどき」と話をしていました。するとB君が「おとまりかいのなまえつけようよ!」と、話が盛り上がり、みんなで名前を決めることにしました。早速意見が飛び交います。「わくわくももぐみおとまりかい!よくない~!」、「いいかも!でも、どきどきのこもいるかもよ、、、」、「それなら、わくわくどきどきおとまりかい!はどうかな?」、「え~!ながい!おぼえられるかな?」、「じゃあ“わくどき”っていうのはどうかな?」、「いいね~おぼえやすい!」色々な意見が出た中で、満場一致で“わくどき ももぐみおとまりかい”に決定!名前が決まってからの子どもたちのやる気は全然違います。毎日、「きょうはおとまりのどんなこときめる?」、話し合いが始まります。そんな中、“はんごう係”、“夜ごはん係”、“朝ごはん係”の3つの係があると良いよね、ということで3つの係が決まりました。どの係がやりたいのか自分で決め、準備を進めていくことにしました。「かかりのおともだちあつまって~!はなしあいしよ~」と、教師が声をかけなくても自分たちで話し合いを始める姿がありました。






そして迎えた当日

〈1日目〉

大きなカバンをもって登園してくる子どもたち。重たい荷物を持ちお母さんに「ばいば~い!」「いってきま~す!」と部屋へ向かいました。いざ部屋に入り、荷物を始末し始めると、ちょっぴり不安そうな顔の子も…。しかし、『始まりの会』が始まると、みんな笑顔で「しゅっぱ~つしんこう!」とお泊まりの旅に出発しました。子どもたちの笑顔とやる気満々の声に楽しいお泊まりが始まる予感、、、!




 『始まりの会』が終わると早速、布団運びから!寝る部屋は2階遊戯室です。重たい布団を自分たちで1階から2階に運びます。「大丈夫かな?運べるかな?」と、教師は心配でドキドキしていましたが、毎日弁当を部屋から職員室まで運んでいる子どもたちからすると布団を運ぶくらいはお手の物!2人でリズムを合わせて「1.2、1.2」と、運ぶことができました。布団を運べてふ~ッと一息つきたいところですが、まだまだ仕事があります。真っ白な大きなシーツを布団に被せます。「そっちもっとひっぱって!」、「ここなかにいれるよ~」と、ここでも声を掛け合いながら共同作業を行う子どもたち。

みんなで協力して寝る部屋の完成!「じゃあおやすみ~」と教師。「まだまだおたのしみするよ」と、子どもたち。まだまだお楽しみはこれからでした、、





 そして次に飯盒でご飯を炊きます。飯盒係が重たいブロックを運んでかまどを作ってくれました。「おもたかった~」「れんしゅうしてたからじょうずにかもどつくれた~」と嬉しそうな飯盒係さん。実は事前の話し合いで何が必要か考えたときに「木の枝が必要!」と気づき、暑い中みんなで幼稚園の隣の山に木の枝を拾いに行ってきました。拾ってきた枝を上手に積み上げ火をつける準備は完璧!飯盒炊爨の準備をしてくれている飯盒係を応援するほかの友だちの声援でかまどが出来上がり、早速火を焚きました。

 かまどに火が入ると子どもたちから「♪もーえろよ もえろーよ」のうたが聴こえてきました。だんだんと火が大きくなると、なんだか飯盒の蓋がぷくぷくと浮き「ぼうしがとれそう!」と子どもたち。1つ飯盒がぷくぷくするとまた次の飯盒と次々に飯盒が踊りだすのを見て「つぎはどのこがぷくぷくするかな~」と楽しみにする姿が見られました。しばらくすると、全部のはんごうがぷくぷくと踊り、そして静かになりました。ご飯の炊きあがりです。いつもは炊飯器のボタンをポチっと押せば知らないうちに炊き上がるご飯。こんな風にじ―っと見届けたのは初めて⁈「う~ん!ごはんのにおいがする!」「おなかすいた!」と声が上がりました!






次に活躍するのは“夜ごはん係”さん。お泊まり会前日まで、どんな机の形で食べようか、どこの席で食べようか、どんな風に座る場所を決めようか等、色々な話をしてきました。そして、夜ごはんの席は、ガチャガチャで決めることにしました。そのくじも子どもたちで作った手作りくじ!全員くじを引き自分の席が決まりました。そして、待ちに待ったご飯の時間!「カレーください!」という声とカレーの良い匂いが部屋中に広がり、腹ペコの子どもたちは『もう待てません!!』とばかりに元気な声で、「いっただっきま~す!」

「おいし~」「せかいいちおいしいカレーだよ!」と自分たちで作ったカレーを大絶賛!ほとんどの子がおかわりもしてみんなでおいしいカレーを食べることが出来ました!(カレーは午前中にみんなで野菜を切り準備をしました!)また、カレーと共に、自分たちで収穫し、作った梅ジュースも飲みました。これも「おいし~」と、大絶賛!






 お腹いっぱいになり、次のお楽しみは何かなっと楽しみにしていると子どもたちの前に大きなテレビが、、、!話し合いの中には、【テレビを観る】なんてなかったはず。「え?なに?」、「テレビ?」と不思議そうにしていると、見たことのない子どもがテレビにうつっていました。肌の色が違い、言葉も違う。(何を言っているのかわからない、、、)誰かな?と考えていると、見覚えのあるものを持っている子が、、、、!みんなが書いた手紙です!「あっ!ニジェールのともだちにかいたてがみだ~」、「ということは、ニジェールのともだちだ~」、「えっ?ほんと⁈」、「どうして?」、「やった~とどいたんだ~!」と、大興奮の子どもたち!手紙に書いた質問に答えてもらったり、むこうから質問がきたり…(もちろんモハメッド先生の通訳で、、)うたのプレゼントを贈り合ったりと、日本とニジェール8時間の時差を超えてリアルタイムで楽しい時間を過ごしました!

(ニジェールとの交流の詳細については〈ニジェールってどんな国?どんなところ?〉をご覧ください。)




 お腹いっぱいになりニジェールとのTV電話も楽しみ、園庭を見ると外は日が傾き、暗くなっていることに気付いた子どもたち。

いよいよキャンプファイヤーです!いつもは家にいる時間に幼稚園にいるってことがなんだか不思議。「くらくなってきた!」「よるのせかいだ!」「よるのたんけん

いこ~!」と興奮気味の子どもたち。

暗くてなんだかお友だちや先生たちの顔がよく見えません。みんなでどうしようか考えいると、Cちゃんが飯盒炊爨の時に園長先生が話してくれたことを思い出しました。「むかしのひとはひをつけてあかるくしてたっていってたよね!だからひをつけてあかるくしよ!」、「そうだったね!」と、思い出した子どもたち。そこで「せんせい!カチってやつ(チャッカマン)でひをつけてください!」とお願いされました。「え?チャッカマンのこと?」、「もってないよ~」しかしそこにいる教師全員チャッカマンは持っていなかったのでつけられません。どうしようかと悩んでいると屋上に何か白い服を着た人が見えました。

「あ~!チャッカマンだ~」と、D君。火をつけるチャッカマンの名前を聞いて、“マン”が付いていたため、チャッカマンのことを何かのヒーローと想像していたみたいです。かわいらしい間違いですね!話は戻って、白い服の人は誰かって話ですよね。それはなんと、、、、、火の精さんでした。火の精さんは火を大事に守っている人だと聞いていた子どもたちは、「ひをくださ~い」と、必死にお願いします。しかし、反応がありません。「どうする?」、「どうしよう?」と、みんなで考えていると、もも組さん、ある言葉を思い出しました。それは、モハメッド先生に教えてもらったニジェールのどんな時にでも使える、魔法のような言葉、「fo fo(フォフォ)」(ありがとう、こんにちは、ごめんね、お疲れ様…等)。もも組さんみんなで声を合わせて唱えてみることに!「fo fo~!」やっぱり魔法の言葉でした。キャンプファイヤーの為に組んであった木の山の隅っこに小さな火がつき、火の精さんから火をもらうことができたのです。でもまだ、火は小さいです。そこで、「♪もーえろよ、もえろーよ」と子どもたちの歌声が響き渡り、炎がどんどん大きくなってみんなの顔がよく見えるようになりました。ゆらゆらと動く炎のまわりでいつもとは違う、『アブラハム』『猛獣狩り』『ジェンカ』を楽しみ、特別の夜になりました!

お楽しみが終わるころ、キャンプファイヤーの火がだんだんと小さくなり、再び夜の世界へ。そこで教師たちから子どもたちへのプレゼントが。火の踊りです。暗闇に火の輪が現れると、子どもたちからは自然と拍手が沸き起こりました。目を輝かせて、感動する姿も。子どもたちの反応が教師にとってはエネルギーとなり、とても嬉しい瞬間でした。





 長かった一日が終わりシャワー、歯磨き、次の日の準備、、、、、、まだまだ自分でやることがありますが、疲れた様子も見せず、最後まで頑張りました!そしてみんなで布団に入り「おやすみなさい!」と眠りにつきました。中にはお母さんに会いたくて寂しくなっていた子や、興奮で寝れない子などもいましたが気が付くとみんな寝息を立ててぐっすり…。1人1枚のはずの布団が、気が付くとみんなあちこちに引っ越しをしたり、友だちの足を枕にして寝たりとみんなの寝相にクスっと笑う教師でした。ドキドキした1日目、頑張ったね。楽しかったね。








〈2日目〉

朝起きると「おはよ~」と子どもたちから挨拶をして起きてきました。「ママいなくてもねれた~」、「おもらししなかった」と、嬉しそうな表情のこどもたち。友だちの寝癖を見て笑ったり、最初に寝てたところとは違うところで寝ていたのに気付き自分の布団を探したりと、みんなでクスっと笑いながら2日目の準備を始めます。顔を洗って、歯磨きをして、着替えて、布団を片付けて、、、朝から大忙し!その後、朝のお楽しみ。みんなで元気よく“モハダンス”を踊りました。すっかり目も覚めて、お腹ペコペコ!

さあ、朝ごはん。“朝ごはん係”さんが準備してくれた食堂。座る場所は夜ご飯とは違うくじ引きで決まりました。みんなで決めた朝ごはんのメニューはおにぎりとみそ汁。おにぎりの具には幼稚園の梅で作った梅干しもありました。朝から食欲旺盛な子どもたちは、おにぎりを2,3つ、みそ汁をペロリと食べました!





 朝ごはんを食べてエネルギーチャージした子どもたち。さあ、お泊まり会最後のお楽しみです!みんなで自分の※パスポートを持って、世界旅行へ!

 ニジェール、ノルウェー、韓国、宇宙⁈の4か国を回り、その国でのミッションにチャレンジするお楽しみです。

 ニジェール ニジェールで一番大きいニジェール川を2枚のいかだに乗ってグループで渡りきるというミッション!川の底にはワニやカバが、、、、グループの友だちと協力しながら川に落ちないように渡り切ります。

 ノルウェー ラケット⁈を使ってボールをお引越し!これがなかなか難しい!一人では持てないし、二人の力に差があるとすぐに落ちちゃう、、、全部のボールをかごにお引越しできればゲームクリア!

 韓国 色々な国旗の神経衰弱!たくさんの国旗の中から同じ国旗を探します。

 宇宙 宇宙でも流行っている¿絵しりとり!たくさんの絵の中から、10個単語を繋げていきます。

 どのミッションもグループのみんなで力を合わせないとクリアできません。どのグループも個性が出て面白い工夫やアイデアであふれていました!中でもニジェールのミッションでは、次に乗るいかだが遠すぎて飛び移れない!と、困った子どもたちはひらめきました!いかだに乗った3人が「せーの」で息を合わせて前に進むワザを考えつきました!「そんなワザがあったのか~」と教師。

 すべての国を旅行してきた子どもたちはなぜか、担任のいる北海道へ。子どもたちの手には、ミッションをクリアした時にもらえたパズルのピースらしきものが、、、。みんなのピースを合わせてみるとなんと、大きな地球になりました。最後の北海道のミッションもクリアした子どもたちの姿は昨日登園してきた時よりもたくましかったです!


※パスポート お泊まりをすると子どもたちが決めてから、教師が発行した手作りパスポート。









 最後のお楽しみも終えて、帰る時間がやってきました。楽しい時間はあっという間。1か月前は、あんなに不安だらけだったことが、みんなで何度も話し合いを重ねたことで不安が少しずつ消え、当日は全力で楽しむことが出来ました。

 「自分でできることをやってみる」、「困った時には必ず相談する」、「友だちと力を合わせる」など、年長組だからこそできること、考えられること、挑戦できることを、たくさん経験しました。 “お泊まり”という経験を通して、一人ではできないことが友だちと一緒ならできる!と自信をもった子どもたちの姿に、大きな成長を感じました。

また、「できるかな?」という自分の気持ちと、お父さん、お母さんの「うちの子大丈夫かしら?」と言う不安もどこかに感じながら“お泊まり”にチャレンジした子どもたち。そんな子どもたちの背中を力強く押し出して頂き本当にありがとうございました。大きなチャレンジをする時一歩を踏みだすには子どもたちが自ら進もうとする力と、お父さん・お母さんの子どもを信じる力の両方が必要です。この2つの力が合わさった時に子どもたちは大きく一歩踏み出せるのだと思います。これから始まる2学期の生活やたくさんの行事も、もも組みんなで力を合わせ、お父さん・お母さんの子どもを信じる力を貰いながら、一緒に色々な活動、行事を楽しんでいきたいと思います。



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