ある日、教師が「これなーんだ」と子どもたちにあるものを見せると「ぼくしってるよ!」、「あ!ねんど!」と答える子どもたち。教師が粘土を丸めたり細長くしたりして子どもたちの前で様々なものを作っていると、何ができ上がるのかと教師の手元に視線が集まります。「わかった!」「りんごでしょ!」とみんな大正解していました。
早速みんなで粘土あそびをすることに!しかし、ロッカーを見て「でも、ねんどないよ」と粘土が無いことに気づいた子が。そこで、教師が店員に変身しゆり組に粘土屋さんが開店しました。子どもたちは「ねんどください」と、無事粘土を買うことができると「もうあそんでいいの?」と年中組になってから初めての粘土あそびにワクワクしている様子がありました。
丸めた粘土を二つくっつけて雪だるまを作ったり、細長くして蛇を作ってみたりとすぐに思いついたものを形にする子や、興味はあるけど、まだ粘土の感触に慣れておらず、つんつんと触ってみるだけの子や、自分の作りたいもののイメージを持つことが難しく、教師の作品を真似て作ってみる子など様々な子どもたちの姿が。そこで、教師も一緒に粘土あそびを楽しみ「見て!ポンデリング!」と子どもたちに作った物を見せると、「なにそれ!すごい!」、「どうやってつくったの?」と自分でも作ってみようと挑戦する姿も見られました。
中には、作り終わったと思ったらなにやら横から作品を眺め、まだまだ足りないところはないかまるで職人さんのように微調整を重ねる子が。そうして出来上がった作品は、角や殻の細かな部分まで丁寧に作り上げられたかたつむり。それを見た子どもたちや教師たちから「すごいね!」と驚きの声が沢山上がりました。
また、粘土ケースを作品の一部として使う子も。粘土ケースのフタに粘土で取手を付け下の粘土ケースをフタと一緒に動かしている子が。その様子を見て「一体どんなものができあがったんだろう」と思い教師が、「何を作ったの?」と聞いてみると、「ロープウェイ!」と自信満々に答える姿に、子どもの想像力の豊かさを感じました。
子どもたちは、粘土を使って自分がイメージしたことを表現し、「みてみて!」といろいろな形を作って楽しんでいました。また、色々なものを作っていく中で、たくさん粘土を捏ねていき、「なんかさっきよりやわらかいね」と、だんだん粘土が柔らかくなっていくことに気づく子もいました。
この粘土あそびで、子どもたちが自分の好きな物を作っている姿を見て、子どもならではの面白い発想や想像力の豊かさ、柔軟さを感じることができました。また、日々の生活で出会う生き物に関心を持ち、それがどんな姿形をしているのか大人が思っている以上によく見て観察しているのだと思いました。これからも、子どもたちと色々なものを作ったり、遊んだりして楽しんでいきたいと思います。次はどんな作品を見せてくれるのか、教師も楽しみです!