豆まきの日が近付いてきたある日、他の学年のお友だちが次々に箱の様なものを手に持って「みーてくーださい!」とこあら組にやってきます。画用紙で折ったものに飾りがついているものもあります。
教師 「とってもすてきだね。なにか入れるの?」
年長さん 「まめをいれるんだよ。おにがきたら、まめをまいてやっつけるんだよ!」
こあら組 「えっ、おに?」 「こわい~」
と、鬼がくることが怖くなった子もいます。
教師 「豆をまいて、鬼をやっつけると、大きい組さんが言ってたね」
こあら組 「まめのはこ、ほしいー」 「まめのはこ、つくるー!」
と、豆を入れる箱を作ることになりました。教師が用意した空き箱を手に取り、クレヨンやサインペンで思い思いに絵を描いていきます。一色で塗る子、色々な色で塗る子、ハートの形や電車を描く子、シールを貼る子もいます。
出来上がると、ままごとコーナーにあるみんなが画用紙で作ったポップコーンを豆に見立てて、出来立ての箱に入れ、ポップコーン豆を投げ始めました!
翌日、壁に紙の鬼が現れました!みんなは張り切って、どんどん豆をぶつけます。豆を拾っては投げていきます。豆が足りなくなると、新聞をちぎって丸めて、どんどん作っては、投げていきます。
豆まき当日がやってきました。本物の豆を箱に入れて、いつ鬼が来てもいいように準備をし、外を気にしながら遊んでいると、こあら組に見覚えのある顔の鬼が入ってきました。鬼が誰かわかると、登園時に「おにがこわい」と言っていた子も張り切って鬼を追いかけ、どんどん豆を投げています。
教師 「最後にもう一回投げるよー」
と、みんなで一斉に豆を投げると、鬼は泣きながら逃げていきました!
こあら組「やったー!やったー!」と、大喜びでした。
その後、部屋で豆拾い競争をしていると、外がなんだか騒がしい…みんなが外を見てみると、なんと本物の赤鬼と青鬼が暴れまわり、年長組さんや年中組さんが豆を投げて戦っています。こあら組は怖くて部屋の中から見る子、教師に抱き着く子、「がんばれー!」と応援する子、中には靴を履いて、やっつけに行く頼もしい子もいました。 鬼が怖くて不安な表情だった子も、みんなと一緒に年の数だけあられ(豆の代わり)を食べて、ニコニコ顔に戻りました。