昼寝の時、いつも教師が即興で素話をします。子どもたちは、寝転がって毛布を被ってお話おを聞くのを楽しみにしています。いつも、お弁当を食べ終わるころに、
教師 「今日のお話は、誰が出てくるといいかな?」
子どもたち 「おじいさんと、おばあさん」(レギュラー)
「Kちゃん」(引っ越ししても、しょっ中、みんなの会話に出てきます。)
「サンタさん」(12月は、ほぼレギュラー)
など、みんなからリクエストがあった人物を登場させながら、「あるところにおじいさんとおばあさんがいました…」から始まり、森にさんぽに出かけていくストーリーが定番です。森の中にはきれいな花が咲いていたり、石を拾っているKちゃんに出会ったり、きのこの森に入って行ったりします。そのきのこの森に、黒くて紫の点々があるきのこがあったら、それはなんと“毒きのこ”なのです。「毒きのこの粉がかかると大変です。あ、風が吹いてきて、毒きのこの粉がほわほわ~っと飛んできます。」と言うと、子どもたちは楽しそうに毛布を頭から被ります。そしてお話を続けていくと、そのまま寝入る子、教師が手で体をトントンとすると眠る子、教師の足にしがみ付いて眠る子もいます。 ある日、
Aくん 「きょうはどくきのこ、でてこないで」
と言うので、毒きのこは怖かったんだと思い、その日は登場させないようにしていると、
Aくんが毛布の隙間から顔を出して「どくきのこ、でてこないの?」とやっぱり、登場しないと物足りないようです。毒きのこの他にも、お話の中で雷雲がやってきたり、雪がちらちらと降ってきたりする時は、毛布を被るチャンス! 眠った子の毛布をめくって顔を出すと、なんとかわいい寝顔でしょう、毎日幸せをもらっている教師です。
。