3学期が始まってすぐに、「まえのももぐみさんがやってたむずかしいコマやりたい!」と、やる気満々の子どもたち。そこで、新しいコマを配ることにしました。コマはコマでも、年少・中のコマとは少し違います。年長組のコマは“鉄芯ゴマ”です。鉄芯にひもを巻き付けて回します。もらったコマを手にすると嬉しそうな子どもたち。ですが、「どうやって、ひもまくの?」、「どうやってまわすの?」という言葉が飛び交いました。そんな中、
Aちゃんがスルスルっといとも簡単にひもを巻いているのです。ひもを巻き終わり、コマをさっと投げると、コマ台の上でコマがきれいに回っています。「すごい」、「そうやってひもまくんだ!」、「もういっかいやってみて」と、Aちゃんに声を掛けていました。それからは見よう見まねでみんながひもを巻き始めました。「ぜんぜんまけないよ~」、「あ~ほどけていちゃった~」と、苦戦しながらも何度も挑戦していました。今のもも組さんに諦める子は1人もいません。ほどけては巻きなおしてと、最後まで巻くことに集中しています。時には教師や友だちに聞きながら、全員が自分でひもを巻くことが出来るようになりました。
自分でひもを巻くことができるようになると、自信がついて、今度は絶対に回せるようになる!と、意気込んで挑戦する子どもたち。何度失敗しても、「コツつかんだ!」「つぎはまわせそう」と、前向きに取り組んでいました。
「やった~まわせるようになった!」という声があちこちから飛び交うようになると、まだ回すことが出来ないBちゃんが部屋の片隅で静かに泣いていました。すると泣いているBちゃんに気付いたCちゃんが、「どうしたの?おしえてあげるよ」と、声を掛け、ひもの巻き方を見せてあげたり、回し方のコツを教えてあげたりする姿がありました。友だちの姿が刺激となりエネルギーとなる時もあれば、友だちの優しさに助けられる時もあります。色々な友だちの優しさや良いところを感じ、一緒に過ごすことの楽しさを味わっていけたらと思います。