プレゼントをもらってご機嫌でこあら組に戻ってきた子どもたち。Aくんがプレゼントを手提げにしまうのを見ると、みんなも手提げにしまい始めました。本当はしっかりできるんだ…と驚く教師。
ところで、サンタさんが「お部屋に、あと2つ、プレゼントを隠しておいたから、探してね」と言っていたことはすっかり忘れている様子。すると、
Bくん「あっ!おかしがあるー、ぼうしのとこにあったー」と、大喜びでクッキーの袋をみんなに見せました。するとみんなもロッカーの帽子入れを探し始め、
みんな「あったー」「あったよー」
Cくん「ない~」と泣きそうです…それを見たDちゃんが一緒に探すと、帽子に隠れていたクッキーが出てきて、CくんもDちゃんも大喜びです。そしてなんとロッカーの上の引き出しの中からクッキーが半分見えているではありませんか!あわてんぼうの教師は思わず手に取ると英語で何やら書いてあります。もう一人の教師に読んでもらいました。
K教師「K先生へと書いてある、嬉しい!あれ、E先生のクッキーがないよ」
子どもたち「Eせんせいのクッキーがない」と、大急ぎで机の下や、ままごとの中などを探し始めました。トイレの中まで探しに行く子も。
Fくんが「あったー」と、ピアノのカバーの中から見つけました。
E教師「Fくんも、みんなも、探してくれてありがとう。」
教師「あれ?サンタさんは、あと2つ隠してあると言ってたよね、クッキーは見つけてたから、もう1個あるよ。」
子どもたち「もう1こ、あるー。」と、またまたあちこち探し始めました。
Gくん「あれ?これなんだ?」ぬいぐるみのカゴ中から白い大きな袋がのぞいています。
みんなで引っ張り出すと、
みんな「サンタさんのふくろだ。あったー!」
みんなは大興奮で、袋を開けようとしますが、結んであるリボンが絡まってなかなか開きません。ようやくほどけて袋が開くと、大きな袋に頭を突っ込むようにして、プレゼントを取り出します。中には両手に持って、1つは友だちに分けてあげる子いました。
子どもたち「これ、なんだろう?」「ちっちゃいね」
すると全員がプレゼントを手に持っているのに、まだ袋の中を探している子たちがいます。
子どもたち「せんせいたちのがないー」「どっかにあるよー」と、また部屋の中を探し始めました。なんてやさしい子どもたち。
教師「先生たちは、大人だけど、プレゼントは1個だけ特別にもらえたんだよ。だって子どもの時にたくさんもらったから大丈夫だよ。探してくれてありがとうね。」
子どもたち「そっかー。」
教師「でも、プレゼントの落とし物があったら、先生がもらっちゃうよ~。」と言うと、慌てて、手提げにしまっていました。
サンタさんの世界に入り込んで、ドキドキしたり、ワクワクしたり、教師が思った以上に楽しんでいる子どもたち。こんなにすばらしい能力や想像力を持って生まれてくる子どもたちです。きっと思い思いに伸びていく力を持っています。ゆっくりゆっくり育てていきたいと思いました。
そして、サンタさんの世界を楽しんでいる子どもたちの姿が、教師たちへの何よりのプレゼントでした!