第三自由ヶ丘幼稚園
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年少組

すごい!こんなことができるようになったの!? 2025.09.30

顔

長い夏休みが終わって、まだまだ暑い9月のある日。朝の好きなあそびの時間にAくんが集中して何かを一生懸命作っていました。作り終えるまで様子を見ていると、完成して顔を上げた時のその表情はなんとも言えないほどに嬉しそうでした。そして教師に「みて、かおつくったの」と見せてくれました。その作品は折り紙に切った紙をのりで貼り付け、クレヨンで顔を描いたものでした。一学期は、毎日のように空き箱にトイレットペーパー芯をテープでくっつけ車作りに夢中になっていたAくん。園生活の中で様々な製作を経験したり、友だちの作っているものを見たりしてきたことで「きょうはこれが、つくりたい」と思ったんだなと思うと、とても嬉しくなりました。この日から、Aくんはいろいろな物作りに励んでいます。


お絵描き

またある日、みんなで自由画帳にお絵かきをしている時のこと。ふとBくんを見ると輪郭、目、口を描いていて、教師が「なにかいてるのー?」と聞くと「ハロウィンのまじょだよ」と教えてくれました。またCちゃんの自由画帳には弁当箱の中に美味しそうなおかずがたくさん入っている絵が描いてあり、「みてみて、おべんとう、かいた」と満面の笑顔で見せてくれました。またDちゃんは、色とりどりのクレヨンで「にじかいたの!」という姿が。1学期には、お気に入りの1色のクレヨンでぐるぐるとなぐり描きをしている子やイメージを形にするのが難しい子が多かったのですが、一人ひとりそれぞれイメージを膨らませ、形にしていくことを楽しみながら描いている姿を見ることが出来ました。


お絵描き2

ある日、教師が『ふみきりくん』という絵本を読みました。その次の日の好きなあそびの時間に、部屋の中から「でんしゃが、しゅっぱつしまーす」という声が。声の方を見てみると、Eくんが“ふみきり”になりきっていました。そこに色々な子が「がたんごとん」と電車になり参加したり、ハンドルを握り運転手になって参加したりしている姿が。1学期は教師の一言をきっかけにあそびが広がっていくことが多く、またなかなかみんなのあそびの中に参加できない子もいましたが、その日はEくんの一言から自分たちであそびの世界に入って楽しんでいる姿を見ることが出来ました。1学期にクラスのみんなで、アイス屋さんをしたり、バスごっこを楽しんだりしたことが、この時の姿に繋がっているんだなと思いました。


ふみきりくん

2学期が始まって間もないにも関わらず、教師自身子どもたちの成長に驚かされることがたくさんありました。子どもたちの毎日の生活の中には、自信を持ってできることも、不安があってもやっと挑戦してできたことも、やっぱり一人じゃ難しいと思うこともあります。子どもたちはそんな気持ちを経験しながら、一歩進んで、二歩下がり、また一歩進んで成長していきます。大人は一度できた姿を見て「〇〇ができるようになった!」と喜び、できない時を見て「あれ?この前はできたのに」と心配になってしまうことがあると思います。でもその姿は、子どもたちの成長の大事な一つになっています。そんな子どもたちの日々の姿や気持ちに寄り添っていきながら、少しずつ自信を持てるように、そして楽しい!という思いをたくさん持って2学期を過ごせるようにしていきたいと思います。たんぽぽ組の子どもたちと初めての行事を一緒に楽しんでいきたいと思います。


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