5月の下旬に消防署見学に行ってきました。子どもたちはずっと楽しみにしていたので、朝の準備はいつもの倍の速さで終わらせ、「はやくいこう!」と目を輝かせていました。
第三自由ヶ丘幼稚園のお友だちと、園バスに乗って、消防署まで向かいました。消防署へ到着すると子どもたちは目の前にある消防車に夢中で、周りをキョロキョロ。しばらくすると消防士さんが来て話をしてくださり、なんと消防服を着たり、救急車に乗れたりすると言うのです!子どもたちはなぜか小声で「やったね!」と喜び合っていました♪
最初に体験できたのは消防服を着ること。大きな服に袖を通し、ヘルメットを被って気分は消防士さん♪お互いに見せ合って照れるように笑い合ったり、敬礼ポーズをしてみたりという姿がありました。消防車の前で記念撮影!正しい敬礼の仕方を知り、また一つかっこいい姿の子どもたち。「重た〜い」「あつ〜い」なんて言いながらもなかなか脱ぐ素振りはありませんでした(^^)写真を撮り終わり、消防服を脱いでいると、なんと大人用の消防服が出てきました!着てみていいよと言われ喜ぶ子どもたち。何人かが遠慮する中、Aくん、Bくんは大喜びで着始めました。でも何かが違う…?2人は一人ずつ着るのではなく、二人同時に着ていました!可愛すぎる…!!それでも大きい消防服。重たくて大きい服を着て、熱い炎の中を戦っているのだと思うと、感謝が募ります。
次は消防車のホースを持ってみたり、消防車の中に入ってみたりとしました。ホースを実際持ってみると、見た目よりも重いそのホースに子どもたちから「う…」と持った瞬間小さな声が聞こえました。でも負けない子どもたちは「軽!!」「一人で持てるよ!」と次の瞬間には自信満々に見せていました。その後も移動式のホースを持ってみましたが、へっちゃらというのが子どもたちの中ではかっこいいようで、終始軽いと言いながら嬉しそうに持っていました。すると消防車に乗ってみる?という嬉しい一言が聞こえてきました。子どもたちは大興奮!「うん!!」「乗りたい乗りたい!」と大はしゃぎしていました。順番に並んで何人かずつ乗っていきました。一人じゃ乗ることは難しい高さに座席があり、消防士さんの力を借りて登っていきました。座ると中には酸素マスクや地図など、命を守るものがたくさん置いてありました。子どもたちは目を輝かせながら、周りをみていました。消防車の中を見た後、今度は消防車にくっついている、ハシゴを伸ばして見せてくれました。子どもたちは息を呑み、15メートルほどの高さまで上がるハシゴを見守っていました。15メートルはマンションの4〜5階ほどの高さのようで、子どもたちは高く伸びたハシゴに大興奮していました♪
最後に救急車に乗りました。なんと子どもたち全員が乗れるほどの広さ!それにプラスで大人が3人乗ることもできました。救急車の中にあった心拍を測る器具を付けさせてもらうことができ、一人1回ずつ順番に付けてみました。自分の心拍数が「ピッ、ピッ」となっているのをみて、息を潜めている子どもたち。それまでは楽しそうにしているのに、いざ器具を指につけると緊張するのか、静かにじっと脈拍計を見つめていました。そして最後には担架が登場し、なんと教師が乗って運ばれてみることに…!緊張している教師に反し、大はしゃぎな子どもたち。「いってらっしゃ〜い!」「バイバーイ!」と見送られながら救急車に乗りました。ほとんど振動がなく地上から救急車に乗り込むことができ、担架の凄さを知りました。
最後は消防士さんの早着替えをみました。子どもたちは「がんばれー!」と大きな声で何度も応援していました!靴も光の速さで履いていき、子どもたちは驚きで「わぁ…」と小さくつぶやいていました。
たくさんのことを知った消防署見学。楽しかった気持ちだけでなく、将来消防士さんになりたいという夢を持つ子もいました!