子どもたちは前もって出しておいた昔ながらの道具に触れたり、前日には自分たちでもち米を洗って期待を膨らませていました。朝から園庭に出ている道具を見て大騒ぎ！特に２階のテラスでは蒸されたもち米の香りがし始め「はやくおもち食べたいー」のコールが起こるほどでした…！

　竈（くど）や蒸籠（せいろ）、杵（きね）や石臼（いしうす）といった昔ながらの道具を使って、自分たちの食べるお餅を作ります。

　まずは蒸し上がったお米を一口…「うまい！」「おもちの味がする！」「もちもちしてるー」とすでに満足気味の子どもたちでしたが、ここからが本番！自分たちでお餅をついていきました。

　教師と一緒に杵を持ってみると少し重たそうにしながらも、足を踏ん張って一生懸命振り上げる子どもたちでした。中には振り上げている途中で教師がふっと力を抜くと「ちょっとちゃんと最後までもっててよ！」なんてことを言っている子もいました（笑）

　教師や保護者の皆様とも協力して…もち米の粒がなくなり滑らか～なお餅がついに出来上がると大歓声に♪さっそくクラスに持ち帰ってみんなでいただきました～。

　しょうゆ、砂糖じょうゆ、きな粉砂糖、何もつけない白餅…好きな味付けでいただきました♪まだ温かくて絵本の世界のようにビヨ～～～ンと伸びるつきたてのお餅を、みんな満足そうにぺろっと平らげていました♪子どもたちがつきたてのお餅が食べられるよう保護者の皆様にもたくさんサポートしていただけました。ありがとうございました。

　子どもたちのもちつきの後には、保護者会のもちつきも行われました。子どもたちとは違ったいろいろな味付けで楽しんでいましたよ♪蒸し方もつき方もだんだんとコツを得てきて、この時ついたお餅は抜群に美味しそうに見えました…！

　保護者会の役員さんには食材の準備や会場の準備、当日の進行等いろいろな場面でご活躍いただきました。当日のボランティアにもたくさんの皆様にお集まりいただけました。皆様に本当に感謝です。子どもたちの掛け声と、子どもたちの姿を温かいまなざしで笑ったり談笑したり応援したりする大人たちの声が入り交じる行事でした。子どもたちにとっても、きっと保護者の皆様にとっても価値のある経験になったのではと思います。今回はご近所の方にもご協力をいただきました。関わっていただいた全ての皆様、幼稚園の行事にご理解とご協力をありがとうございました。