第二自由ヶ丘幼稚園
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年少たんぽぽ組

11月のたんぽぽ組①だいじけんだー! 2025.11.28 NEW

 10月の終わりに、たんぽぽ組で「かぶ」の種をまきました。その種がぐんぐん成長していって今では立派な芽が育っています。しかし、育ちすぎて気付いた頃には1つの根元からたくさんの芽が生えていて、栄養が十分に行き渡らなくなってしまっていたので、子どもたちが帰ったあとに教師が間引きをしました。子どもたちには伝えずに行ったため、次の日芽が少なくなったことに気付いた子どもたちが、慌てて「かぶ、ぐちゃぐちゃにされた!!」「ひっこぬかれてる!!」と、伝えに来ました。子どもたちに言わずにしたことを申し訳なく思いつつ、突然の事件扱いに思わず吹き出してしまいました(笑)落ち着いて説明すると、一安心していた子どもたちでした。

 そして、かぶの種をまいた後に薄々気付いていたことを子どもたちに投げかけてみることに。それは、芽が出てきてから水をあげてないんじゃないかということ…(笑)お恥ずかしいことに、教師自身も水やりをする意識が薄れていて、子どもたちも水やりを忘れていたのです。もう一度、育てることに興味を持つことができるようにと、まず、子どもたちに「今日、かぶにお水あげた人―!」と聞くと、「しーん…」。そして、「今日じゃなくても最近お水あげた人―!」と聞くと「しーん…」。本当に誰もお水をあげていませんでした…(笑)ここは、教師も正直に白状しようと「実はね、先生も最近1回もお水をあげていなかったの」と伝えると…「えー!!!なんで、おみずあげてないの?!」と、まさかの大ブーイング。「えぇ!!いっしょじゃん!」と、思わず笑ってしまいました。

 そこで、普段から友だちが困っていたり泣いていたりしたら、優しくしてあげられる子どもたちだからこそ、子どもたちにかぶと「友だち」になることを提案してみました。すると、すぐに「いいねいいね!」と大賛成の声が続出。友だちになることが決まり、次は「じゃあ何て呼んであげる?かぶー!って呼んでみる?」と聞くと「なんかいやなきもちかも…」と、子どもたち。「そう返ってくるかー!かぶー!って呼ばれてもきっと嫌な気持ちにはならないと思うよ、かぶだし!」と、思わず声を出して笑ってしまいそうなのをこらえて、「じゃあどうしたい?」と聞いてみると、「なまえをつけてあげる!」とアイデアが。そこから、どんな名前にするか話し合い…まず最初に出た意見は、「おんなのこ」という名前。さっきの「かぶー!」の方が嬉しいのでは…?と思ったことは教師の心の中にぐっとしまいました(笑)次の意見を聞いて出たのは「おとこのこ」。その後も出てくる意見は「おとこのこ」と「おんなのこ」。ずっこけそうになりながら、「もし、先生がかぶだったら、もっと可愛いかっこいい名前がいいかも…」と、伝えてみると出てきた意見は「かぶちゃん」「かぶくん」。その2つのうちのどちらの名前にするか、また話し合いが始まり…「かぶちゃん派」と「かぶくん派」で言い合うこと約5分。決まりそうになかったので、「お名前2つにする?」と口を挟むと、「それはいや!」と。「じゃあどうする?」と聞くと「おおいほうにしよう」と多数決のアイデアが出ました。多数決の結果、「かぶちゃん」に決定!!

 色々ありましたが、これから新しく友だちになった“かぶちゃん”が大きく育つようにみんなで大切にお世話していきたいと思います!





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