たんぽぽ組の部屋の前のテラスで、夏休み前から育てている物があります。それは“スイカ”です。お店で種を買って育てているのではなく、七夕の日の会で食べたスイカの種を子どもたちがプランターに植えたものなんです。暑さが厳しい夏の間は、つるだけが伸びてなかなか蕾もできず、大きくなるのは難しいのかなと教師は思っていました。でも、毎朝スイカの成長を楽しみにしながら観察している子どもたちの姿が!確認しては「たべられるかな?」「はっぱがたくさんあるから おおきくなるね!」と、期待を膨らませていました。そんな子どもたちの思いが届いたのか、暑さが和らいできた頃に蕾が…!そして、蕾が膨らんで花が咲き、小さな実ができたのです。小さな実ができたことに子どもたちは大喜び!その日から、子どもたちの期待も大きく膨らみ、観察している目もキラキラさを増していました✳
そこから、また二回りくらい大きくなりましたが、他のツルに栄養がいってしまい成長が止まってしまいました。そこで、また更に大きくなるように間引きをして、肥料をあげることに。ツルが伸びすぎて、どこに実が繋がっているかを探すのも一苦労…園長先生にも協力してもらってみんなで探しましたが、慎重に探す大人たちと即決で抜こうとする子どもたちの攻防戦も繰り広げられました(笑)
無事に間引きを終え、肥料もあげて水やりまでやり遂げた後に子どもたちからこんな提案が!それは、「さわらないでっていうかんばんをつくりたい!」「すいかさんに おてがみをかきたい!」というものでした。大事に育てたいという子どもたちらしさ全開の優しさにほっこりしましたが…水やりの後に、スイカに触ろうとして、実がちぎれてしまうんじゃないかと心配になるくらい大揉めをしていたのに、他人には触らせたくないという大きな矛盾にも、「たんぽぽ組らしいな…」と、笑ってしまいました(笑)
たんぽぽ組の子どもたちの、熱意と個性が思いっきり詰まったスイカが大きくなりますように!!!