ある日、幼稚園に鈴の音が聞こえました。
「もしかして…」「サンタさん!!!」とテラスに飛び出して確認!しかし、姿が見えません。「こっちかな?」と幼稚園中を駆け回ります。
幼稚園の中にサンタさんがいないか大捜索が始まりました。いくら探してもサンタさんは見つかりませんでした。「ほんとにサンタさんだったのかな」と何やらみんなで園庭の真ん中で話し合っている様子。みんなでしゃがみ込み、何を話しているのかなと覗いてみると、地面に何かを描き始めています。長い間話していたので、気分転換に砂あそびをしているのかなと見ていると、「サンタさんがきたかきいてみようよ」「おしえてくれるかもよ」と地面にサンタさんへのメッセージを書いていまさいた。
『さんたさんへ すずならしましたか?おへんじかいてください。おねがいします。 まつぐみより』
次の日…職員室に1本の電話がかかってきました。なんと声の正体はサンタさんでした。電話に出た教師の「サンタさんから、電話がかかってきたよー!」の一声で、子どもたちは一斉に職員室の前に集まり、耳を澄ませました。「サンタさんにつたえなきゃ」と自分の欲しいプレゼントやサンタさんいつもありがとうとみんな思い思いに手紙を書く子どもたち。字を書くことが苦手な子もあいうえお表を持ってきて、見ながら書いたり、「せんせい、こうやってかきたい」と教師と一緒に書いたり・・・。もみの木にそれぞれが書いた手紙をぶら下げました。翌日から登園すると、「ちょっとサンタさんさがしてくる!」と毎日のように探しに行く姿が見られました。
再び鈴の音が・・・。「サンタさんのぼうしだ!!!」テラスからもみの木に何かかかっているのを見て、一目散でもみの木までかけていきます。サンタさんは手紙を持っていく時にうっかり帽子を忘れていったようです。

「おしえてあげなかきゃ」「わかるように、おおきいかみにかこう!!」とみんなで協力して手紙を書いて知らせてあげることになりました。そして、幼稚園でもクリスマス会があるから来てねと招待しました。
迎えた幼稚園のクリスマス会当日。朝からウキウキしていた子どもたち。遊戯室に入ると、そこは夜の世界。魔法の呪文を唱えると、ツリーが点灯しました。教師からのお楽しみや、みんなでうたを歌って楽しんでいると…“シャンシャンシャン”と鈴の音が。すると、「メリークリスマス!」とサンタさんが会いに来てくれました!サンタさんに聞きたかったことを聞き、サンタさんから一人ずつプレゼントをもらうこともでき、とても嬉しそうな子どもたち。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、サンタさんが帰る時間に。サンタさんから「まだおたのしみがあるからね」と教えてもらい、部屋に戻った後の子どもたちは、サンタさんからもらったプレゼントを鞄にしまおうとしたら、「なんかはいってる!」ともう一つプレゼントを発見!
二つもプレゼントを手にして、にんまりする子どもたちでしたが、もう一つ気になるものを発見。
『となりのへやに、ぷれぜんとのひんとを、8つかくしたよ』との手紙が・・・。駆け出し探す子どもたち。すると、「なんかあった!!」と声を上げ封筒を見つけます。それを聞いて、物をどけたり、部屋の端や机の裏をくまなく探します。封筒の中には何かの切れ端が入っていました。「あわせれば、いいんじゃない?」とみんなで協力して、組み合わせていくと、『絵本の森に隠したよ』とのメッセージが。

急いで向かい、プレゼントを見つけた子どもたちは大喜び!大事そうにプレゼント抱えている姿がとても微笑ましく感じました。
みんなのお家にもサンタさんはきたかな?