約一ヶ月にわたり開催されていた『きらきらおたのしみすいぞくかん』も最後まで大盛況でたくさんのお客さんにお越しいただき、幕を閉じました。

まだまだたくさんやりたいことがあった飼育員さんたち。最後の最後まで「こうしたら？」「つぎこうしない？」とアイデアを出し続けていました。

初めは自分たちが作った海の生き物を展示し紹介していただけでしたが、「かめになりたい」と衣装を作ってなりきるAくんを見て、周りの友だちも「イルカになりたい」「ダイオウグソクムシ「ザリガニ」といろいろな衣装を作ってなりきることを楽しんでいました。

「しんかい（深海）にいるから」と机の下にじっと隠れてなりきったり、空き箱で作ったサメを持って、ジョーズも驚きのスリル溢れるアトラクションが出てきたり、お客さんに出されるエサをもしゃもしゃと食べたりと、始めた当初とがらりと変わっていく水族館と子どものアイデアに教師もワクワクさせられました。

そんな最高の一時も終わりを迎えると少し寂しくもありますが、これから好きなあそびの時間にどんなあそびが広げられていくのか楽しみでありません。

お店ごっこが終わり、やりたいお店の店員さんになれる『なんでもおみせやさん』では、『おんせん』や『ぱんや』の店員になって楽しみました。「さいごも、すいぞくかん！！」と残って、新しく飼育員になった友だちに、やり方を教える場面も。飼育員や海の生き物、お客さんになりきり、自分のやりたいことを楽しみながら、店員同士で声を掛け合いながら、接客したり、一緒になってお客さんで回ったりと、『あそび』を通して、年齢の壁を越えて関わっていく姿が見られました。

いろいろな友だちと関わる中で一人ひとりがその子なりに感じたことがあるでしょう。それが子どもたちの心を育むきっかけになればと願っています。