いろいろな国の挨拶などが書かれた絵本を見て、教師が読み上げると、一緒になって「ハロー」「ボンジュール」「ジャンボ!」と声を出していた楽しんだり、「せかいでいちばんおおきいくにはどこでしょうか?」などいろいろな国のクイズを楽しんだりしています。自分の知っている国がでてくると、「〇〇はサッカーがつよいんだよ」「このまえ、テレビでやっていた」と嬉しそうに教えてくれます。「せかいにはたくさんのくにがあるんだよ」と教師が世界の国の旗が描かれたたくさんのカードを出すと、「わー、おおいっ」と驚きの声を上げる子どもたち。自分から次々に国旗カードを手に取り「これ、たいようがかいてある」「カラフル」とそれぞれ違う模様だと知ったり、「これとこれにてる」と同じような模様に気付いたりする姿が見られました。それらを部屋一面中に並べ、国旗早取りゲームをしました。ルールは簡単。教師が色を呼びあげたら、集めていくゲームです。たくさん取ろうと、みんな意気込みます。「こんなにとれた」「なんまい、とれた?」と友だちと競い合ったり、取れた数を伝え合ったりして楽しみました。
そんなことをしながら、少しずつ世界に関心を持ち始めた年長組。そこで自分が好きな模様の国を見つけ、描いてみることにしました。「ドイツをかく」と自分の知っている国を描く子もいれば、「これ、かっこいい」と柄や模様で選ぶ子と、選び方も様々です。
白い画用紙に根気よくクレヨンで塗っていきます。元が白い画用紙だったとは思えないほど、どんどん塗られていきます。教師が驚くほどの集中力を見せる子どもたち。一枚完成させるだけでも時間がかかり大変なのに「つぎは、どれにしようかな」と二枚三枚と描く子も。それが一人二人だけではなく、何人もいたことに驚きです。途中で「つかれたー」と休憩していた子も「これとこれをかく」と旗を作ることを楽しんでいました。
次の日にも「まだかきたい」と好きなあそびでも描く姿もありました。小さな画用紙に描いた国旗を胸に張り、教師がガムテープで服に数字をつけてあげると、「サッカーでしょうぶしよ」と気分は代表選手のようにサッカーを楽しんでいます。
これからもいろいろな形で世界の国に触れていきたいと思います。