夏休みが明け、幼稚園が始まると持ってきた夏のカレンダーを見せながら、教師や友だちにプールや海で遊んだことや祖父母の家にお泊まりしたこと、お祭りにいったこと、花火をしたことなど様々な話をしてくれました。なかでも、1番多かったエピソードがお祭りに行ったことです。ゲームでおもちゃをもらったことやかき氷を食べたことを嬉しそうに話す姿がありました。すると、ある女の子から「ひまわりぐみで、おまつりしたい」、ある男の子からは「ヨーヨーつりしたいなー」と声が上がりました。
ある日突然、ひまわり組の部屋の前のテラスに、水の入ったタライが登場しました。中には、ガチャガチャのカプセルに景品を入ったものがぷかぷかと浮かんでいます。登園してきた子どもたちは「なにこれー!」「もしかして、ヨーヨーつり?」「やりたい‼」と、目を輝かせながら朝の準備をしていました。朝の準備が終わると、次々と子どもたちがやってきて大盛況!釣ったカプセルを開けて中から出てきたのは、ポケモンカードです。「ピカチュウだ!」「わたし、イーブイでたよ」「ぼく、リザードンだよ」と、カプセルの中から出てきたカードを見せ合い、ポケモンの話で盛り上がっていました。
そんな中、“釣り”からインスピレーションしたある男の子が「さかなつりもしたい!」と、言っていました。さっそく、次の日に子どもたちと一緒に魚作りから始めました。魚の輪郭だけが描いてある紙と真っ白な紙を用意すると、魚の輪郭だけ描いてある紙を選んだ子は塗り絵にしたり模様を描いたり、真っ白な紙を選んだ子はカニやイカを描いたり、思い思いに楽しむ姿がありました。「みてみて、二モみたい」「わたし、にじいろのさかな」「かに、かけるよ」と、完成した魚を見せ合うことも楽しみました。
魚が完成すると次は釣り竿です。自分たちで広告紙を丸めて棒を作り、タコ糸にクリップを付けると釣り竿の完成。自分たちで作ったものを使ってあそぶ楽しさを感じることができました。