二日目のお楽しみは、『たんけんゲーム』。
川にいる危険生物に食べられないように、同じチーム友だちと限られた人数分しかない新聞紙を橋に見立てて、川に落ちないようにわたっていきます。「つぎのしんぶんちょうだい」「こっちにきて、いっしょにのろう」と声をかけ合いながら進んでいました。。
こちらでは高い所から降りられなくなったサルを助けるために、限りある廃材を組み合わせて積んでいきます。「ここままだと、とどかないよ」「これなら?」といろいろと置き方や組み合わせを試し、工夫して救出していました。
最後には一人ひとりになにやら《○○くん、○○(動物)をさがせ!》と封筒が配られ宝物探しが始まります。みんな必死になって、幼稚園中を駆け巡ります。
「こんなところにあった!!」と声を上げれば、そこに群がってく子どもたち。「これは、ぼくのじゃなかった」「カンガルーのひと、○○にあったよ~
」と友だちに教えてあげる子も。そうそれもそのはず、子どもが見つけた宝物には、バラバラになった地図が入っていたのです。
「こっちにあったよ」「まだみつかってない?いっしょにさがそう」と友だちと力を合わせたり、「こっちは、ならべているね!」と手分けしたりしながら、進めていました。
全てが揃い、ここに行けと描かれた地図が現れました。こことは絵本のそらまめくんというキャラクターが示されています。「?」が頭にいっぱい浮かんでいました。「ひよこが、ひよこぐみでしょ」「まつは、まつぐみでしょ」と言いながら頭をひねる子どもたち。「ん~」と考えていると、一人の子が「あっ!!わかった、わいわいだぁ!」と聞いて「あ~」と納得する周りの友だち。
在園された方はわかると思います。実は幼稚園の預かり保育をする部屋のクラス表示にそのキャラクターが書かれているのです。
「わかった!」と一斉に駆け出してくと、そこには宝物箱が!!
目を輝かせ開けると、そこには玩具がありました。それを手にして、嬉しそうな表情を浮かべていました。
そろそろ帰る時間が近づいてきました。大事そうに宝物をカバンにしまい、帰りの用意を始めます。途中「もういちにち、とまっちゃだめ?」なんて聞いてくる子もいました。
お泊まり会その日だけでなく、それまでの過程の中で自然と友だちと力を合わせるようになってきた年長組さん。それに伴って、友だちに優しく声をかけたり、寄り添おうとする姿が以前より頻繁にみられるようになりました。そんな友だちの心や気持ちが、支えとなって、初めてお泊りするという不安さえも乗り越える力となり、楽しむことができたのでしょう。一回りも二回りも逞しく見えるようになったみんなが、誇らしく思えます。これからもみんなで力を合わせて、色々なことに挑戦してしこうね。
「またやりたいね」「つぎはいつやる?」ですって。