【修了式】
今日はもも組さん２５人を送り出す修了式。
３年前の４月、１６人のスタートでした。お母さんに手を引かれ幼稚園の門をくぐった
かわいらしい子どもたちのことを思い出します。入園式では子どもたちと保護者の皆様と教師全員が手を繋ぎ一つの輪になって、「今日から皆さん、家族になりましょう。一緒に子育てしていきましょう。」と話をしたことを覚えています。あれから新しい仲間も加わり、２５人の子どもたちを囲む大きな大きな温かいすばらいしい家族になり今日を迎えることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。
今日、子どもたちにはこんな話をしました。
今日皆さんは一人ひとりが修了証書を胸を張って堂々と受け取ってくれました。そのりっぱな姿を見て、本当に大きく成長したな、と感激いっぱいです。
幼稚園に入園したばかりの頃のことを覚えていますか。朝、お母さんがいいよー、と涙がでました。お友だちとおもちゃの取り合いをして、涙がでました。絵が描けないようー、と涙がでました。お散歩に出かけて歩けないようー、と涙がでました。大好きな○○ちゃんと一緒に座りたいよー、手をつなぎたいよーと涙がでました。たくさんの涙を思い出します。今では毎日皆さんの大きな笑い声が幼稚園中に響き渡っています。笑顔がいっぱいです。本当に強くなりましたね。
ありがとう、ごめんね、こんな言葉も心から気持ちを込めて言えるようになりましたね。とても素敵なことです。
そして、先生がもも組さんのとてもすごいな、と思っていることが二つあります。一つは、この二十五人全員がいろいろな事に挑戦できたことです。一人ひとり、嫌いなこと、やったことがないこと、できるかな、と心配になることがありました。でも皆さんはそんなことにも、一度はやってみようと挑戦してきました。そしてやってみると楽しいこともいっぱいみつけ、“嫌い”が“好き”にかわることもたくさんありましたね。友だちが一緒にやってみようと力をかしてくれたり、教えてくれたり、だいじょうぶだよ、と応援してくれたりしましたね。新しいことに挑戦する、とってもドキドキすけれども、とても大切なことです。
そしてもう一つ、それは「友だちと力を合わせる」ということをみんなで考えたことです。そして「友だちと力をあわせる」といろいろなことができる、そしてそのことがとっても大事なことだということがわかりました。友だち、仲間を大切にすることを学びました。けんかをしたり、競争したり、励ましあったり、すばらしい仲間ができましたね。
みなさんは４月から小学校へ行きます。新しいことがいっぱい待っています、楽しみでもあり、少し心配なこともあるでしょう。皆さんには何にでも挑戦できる強い心があります。応援してくれる友だちがいます。たくさんのことに挑戦し、楽しい小学校生活を送ってください。
先生は皆さんからたくさんのパワーをもらいました。皆さんの笑顔で元気いっぱいになりました。皆さんの温かく、やわらかい手を通して温かい素直な心に触れることができました。皆さんと出合ったおかげで、大きな大きな幸せをもらいました。ありがとう。
今日巣立って行く２５人の子どもたちが自分の足でしかっりと大地を踏みしめ、幸せな人生を歩んで行ってくれることを願っています。
