2月16日、幼稚園では生活発表会を行いました。たくさんの保護者の方にご来園いただき、初めはびっくりしていた子どもたちも、自分のお父さんお母さんをはじめご家族を見つけるととても喜び、舞台から手を振る子もたくさんいました。3年ぶりにコロナ禍以前の形に近い形での開催となり、新型コロナを巡る状況も少しずつよくなってきているんだな~と実感しました。
年長さんの楽器あそび♪楽器の種類が年中さんの時よりも増え、大太鼓、小太鼓、シンバルといった大きな楽器にも挑戦しました。
楽器ごとに打ち分けたり、打ち方を変えたりして、バンドのようにリズムあそびを楽しみました♪
年中さんのうた♪普段から年長さんに負けないぞ~と元気に歌っていた年中さんはいつも通りに元気に歌ってました♪
年少さんの楽器あそび♪初めての生活発表会になる子も多く、入場直後にはお母さんお父さんを見つけてニッコリしたり手をふったり…♪照れくさくなる子もいましたが、そりゃそうですよね。たくさんのお客さんの前に出てこれただけですごい!
楽器のスキルを身に付けるのが目的ではありません。リズムに乗って音楽を楽しむこと!それが一番の目的です。あえて持ち方、鳴らし方を伝えなかった先生たち…子どもたちは思い思いの鳴らし方で楽しんでいました♪
手作り楽器のマラカスも登場~♪舞台から降りて、お客さんの前をパレードしました!曲に合わせてノリノリで全身を揺らす子も…♪
年長さんのうた♪入場は子どもたちのアイデアでミックスナッツを歌いながらの登場!!普段から友だち同士で楽しんでいる姿を舞台の上でも見せてくれました♪
入場が終わりいざ曲が始まると、ガラッと雰囲気が変わり…年長組らしく「こころのねっこ」を歌いあげました♪
年中さんのお話あそびは絵本「すっぽんぽんのすけ」を題材にしました!
大好きな絵本の世界に入って、自分の好きな登場人物になり切って楽しみました~♪
すっぽんぽんのすけ役が人気でにんじゃ役をやりたがる子がいなかったため、すっぽんぽんのすけ役とにんじゃ役が途中で交代することになったそうです。
年少さんの表現あそびは、絵本「てぶくろ」を題材にしました。自分のやりたい役になって舞台の上で普段通りの表現あそびを楽しみました♪
一人で舞台に上がってセリフを言う子も…♪
自分の番を待つ子どもたちの様子も見ていただきたいと思い、どの学年もお客さんから見える位置に子どもたちの待機する場所を作りました。目の前にお母さんたちがいて嬉しそう♪目の前のお母さんのところに行ってしまわないというだけでも大きな成長ですね♪
絵本には登場しない動物も出てきました!自分の好きな動物になり切って楽しみました~。
年中さんの楽器あそび♪年少さんの時よりも楽器の種類を増やし、みんなで一緒に鳴らす経験をしたり、数人ずつのグループに分かれて鳴らしたりする経験をしました。「おもちゃのチャチャチャ」では、曲の途中でみんなが一緒に鳴らさない部分も作り、みんなで合わせる楽しさを味わいました♪
最後は年長さんの劇あそび♪子どもたちと相談して「オズの魔法使い」を題材にしました。
年中さんのお話あそびとは違い「劇」なので、人気の役だけに偏らず、どの役にも大事な役割があることを理解し、一つひとつの役を再現していきました。
道具や衣装や台本は、初めから教師が作っておくのではなく、子どもたちと相談しながらアイデアをどう形にしていくか試行錯誤しながら、一緒に進めていきました。
劇中の効果音やナレーションも教師だけでなく子どもたちが活躍しました♪
年長組は役が決まってから前日まで全員が揃った日がありませんでした。自分の役もまだ覚えていない状態で欠席した子の代役もやり、またその子が休めば違う子がそれをカバーしての繰り返しでした。なかなか集中できない日もありましたが、少しずつ「本気」で取り組む子が増え、1週間ほど前からは「本気でやろう」「力を合わせよう」と子どもたちから声が上がるようになりました。当日は担任の先生を(感動で)「泣かせてやろう!」なんて声もあったようです。子どもたちの心の成長を感じました。
生活発表会を終えた子どもたちはとても晴れ晴れとしていました♪特に年長さんはやり切った達成感と自信が表情からもうかがえました。自分たちが好きな曲や題材で、自分たちのアイデアを組み込みながら友だちとともに形にして表現していく、その難しさも楽しさも味わえたことと思います。
年長さんは卒園まであと1か月を切りました。新しいステージでもその先の人生でもきっとこの自分らしく表現しようとする力や工夫して表現しようとする力は一人ひとりを支える力となります。そして困った時つまづいた時には、友だちと力を合わせたこと、アイデアを出し合ったことを思い出してきっと乗り越えられると思います。先生たちはそう信じています。
年中さん、年少さんも表現する楽しさや照れも経験して自分なりに感じたことが多かったことと思います。子どもたちのいろんな姿がありましたが、その子らしさを受けとめ認めていくことで、自分らしくあることが一人ひとりにとって居心地の良いそんな園でありたいなと感じています。
保護者の皆様、当日のご観覧、大きな拍手ありがとうございました。また日頃から支えてくださっているご家族の皆様にも感謝です。ありがとうございました。