先日、幼稚園では交通安全教室を行いました。警察官やトラック協会、その他のボランティアの皆様が来園し、交通安全についての知識を教えていただいたり、紙芝居や腹話術を見せていただいたり、着ぐるみとの触れ合い等をさせていただき、子どもたちは楽しみながら交通安全に関心を深めました。
幼稚園にパトカーが入ってくると子どもたちは大興奮!!クラスから飛び出し遊具に上ってパトカーが駐車する様子を大喜びで見守っていました♪

たくさんの方たちの中には警察官も!「ぼくたち逮捕されちゃうの?」って少し心配になっちゃう子もいました(泣)

初めは腹話術と紙芝居。お人形の゛ちかちゃん”もマスクをしての登場でした♪

記念撮影の後ろには…あ!何だかかわいい着ぐるみさんが!!

愛知県トラック協会から『あいとくん』が遊びに来てくれました♪子どもたちはもう少し怖がるかな…と思ってましたがぜ~んぜん!すぐに近寄りちょっかいを出したり握手をしてもらったりしていました♪

そして愛知県警察のマスコット『コノハ警部』も来てくれました!二人とも子どもたちに大人気でいつまでも囲まれていましたよ♪

次の警察官のお話では信号や横断歩道の渡り方や、傘をさして道路を歩くときに気をつけることを教えてもらいました。
青信号は「渡れ」ではなく「渡ってもよい」です。「きちんと自分の安全を確認して、周りに渡ることを知らせながら渡りましょうね。」とのことでした。ごもっとも!!

そして年長さん年中さんは、今聞いたお話を実際に実践してみました。幼稚園ではお散歩や降園コースでたくさん道路を歩くのでしっかり覚えておきたいですね。

ボランティアの保護者の皆様も、子どもたちのためにご活躍してくださいました♪

パトカーの前での記念撮影や…

制服・制帽を着ての記念撮影も楽しみました♪

そして今回急遽入れ込んだ訓練、『バスのクラクションの位置を覚えて鳴らしてみる訓練』の様子です。
9月5日に静岡県のある幼稚園で起きた通園バス内置き去り事故のニュースを受けて、保護者会役員さんがぜひ行いたいということで、幼稚園バスのクラクションの位置を知らせ、実際に鳴らしてみる訓練を行いました。

実際にやってみるとなかなか鳴らせない子も多くいました。特に下の学年の子たちは体も小さく力任せには鳴らせない子が多く、水筒を利用したり、両手をしっかりお腹の前で揃えて体重をかけたり、運転席にしっかり入り込んで座らず立った状態で押したり…といろいろな工夫やコツが必要でした。

実際にやってみて子どもたち自身の経験になったこと以上に、教師自身も今回経験したことで「こうやって知らせると子どもたちには分かりやすいんだな…鳴らしやすいんだな…」ということにも気づくことができました。
なかなか気づかなかった訓練ですが、今回をきっかけに定期的に行っていきたいと感じました。
一方で、事故の原因は間違いなく教師、大人です。子どもたちに責任を押し付けるような考え方には絶対に偏らないよう、置き去りを絶対に起こさないチェック体制を幼稚園では作っていきます。

最後はトラックの周りに集まって、「死角」についてお話を聞きました。「アンパンマンの人形」がどこからだと見えるかな、どこからだと見えないかな…と。見えないところがあるから、まだ小さな体のみんなは手を上げてよーく目立つように歩くんだね。とお話ししてくださいました。

楽しいことが盛りだくさんだった交通安全教室。「大事なことを知らせるときは楽しくなきゃ伝わらない」と聞いたことがあります。交通安全教室はとっても楽しく有意義でした♪
知っていることを楽しくおさらいしながら少しずつ新しいことを知っていくことは大事ですね。今回企画をしてくださった保護者会役員の皆様、来ていただいた千種警察署の警察官、愛知県トラック協会の皆様、その他のボランティアの皆様、お手伝いいしていただいた保護者の皆様、本当にありがとうございました。