親子ふれあい登山教室 (年長)
お待たせしました!10月20日(土)に開催した『親子ふれあい登山教室』の報告です。
この日は暑すぎず寒すぎず、登山にはとても心地良い天気となりました!いつもよりも早い7時半に幼稚園に集合し、観光バスに乗り込んで向かうは三重県菰野町にある尾高山(標高533m)!バスの中では、親子で会話をしたり、教師におやつを分けてくれたり…とても賑やかで楽しみな気持ちが抑えきれない…そんな様子の子どもたちでした♪
尾高山のふもとの駐車場に着くと、日本山岳会東海支部の方々がみんなを出迎えてくれました。普段は富士山に登ったり、外国の名峰に挑んだり…そんな登山のスペシャリストの方々が、楽しく安全に登山ができるようにサポートしてくださいました。
まずは、駐車場から少し登ったところにある尾高観音まで歩きました。ほとんど傾斜がなく子どもたちも余裕の表情☆ハイキング気分です♪
尾高観音では1度みんなで集まって、準備体操をしました。身体のいろいろな場所を曲げたり伸ばしたり…子どもたちの身体は柔らかい!大人はこれだけでも息が「ふーふー」と上がってしまいます…?!
山岳会の方の号令に合わせて、みんなで「えいえいおー!」「えいえいおー!」「えいえいおー!」
登山口から登山道にはいると…いきなり急な坂道!!みんなで1列になって坂に挑みます。「いきなりこんな坂?!」「思ってたよりハードです~」「わたしちょっとナメめてた…」聞こえてくるのはお母さんたちの声。子どもたちは黙々と、ひたすら登っていきます!
こんなギリギリな崖も子どもたちは、手を使ってしっかり木の根っこを握りしめて登りました。下ではしっかりお父さん、お母さんが見守ってくれていました。
大人にとっても、この急な坂やギリギリな崖は、「こんなの初めてです~!」とおっしゃられる方も少なくありませんでした。
ロープを握ったり木の根っこを握ったり、自分なりに考えて前へ進んでいきます!
全力で頑張る我が子を、お父さん、お母さん方が後ろからさりげなくサポートしてくださり、子どもたちもしっかり達成感を味わうことができました!
お父さん、お母さん方が温かく見守る眼差しを受けて、子どもたちは「じぶんでできる!」そんな根拠のない自信を身に付けていくんだなーと感じさせられました。
展望台からの眺めは最高で、十分に達成感を味わえたことと思います。
お弁当の場所までは下り坂です!9月の台風の影響か、倒木が行く手を遮ったり、落ち葉に足を滑らせたり…実は登りよりも踏ん張りが利かない分、転倒し気持ちが折れてしまう子もいましたが、逆に、たくさんの落ち葉を利用してお尻で滑ったり、ふかふかを楽しんだりする姿も見られました♪
ポップコーンを作ってみましたが…焦がしてしまいました(ToT)/~~~
それを嬉しそうにいろいろなお父さん、お母さん方に、ニヤニヤと配って歩く子どもたち♪イタズラする時に限って友だちと一致団結して協力できるのね…!
マシュマロは、「もっと焦がした方がおいしくなるから~!」と教師がアドバイスしても、そういう時は慎重な子どもたち…!「もーだいじょうぶ!」と言いながら食べてしまいます!「それほとんど焼いてないし~!」とツッこみたくなりましたが…気分を味わえたらOKですね♪
何度も何度も繰り返し、飽きを知らない子どもたち!あっという間に帰る時間になりました。
芝滑りを楽しんだりしました!
山岳会の方々と整理体操をして、バスの前で記念撮影しました。1日一緒だった第三自由ヶ丘幼稚園のみんなともバイバイして、バスに乗り込みました。
帰りのバスでもまだまだ元気な子どもたち(>_<)!持ってきたおやつを嬉しそうに食べたり、友だちと交換したり、教師にくれたり…「もう1週間おやつ抜きねー!」そんなお母さんの声がどこからか聞こえてきたような…(>_<)!ぐっすり眠るお父さんの姿も…!お付き合いいただいたお父さん、お母さん、本当にありがとうございました。お疲れさまでした!
子どもたちにとっては本当に貴重で楽しかった1日となりました。お父さん、お母さんが一緒に頑張ってくれた経験、自分の頑張りをささやかに支えてくれた経験、思いっきり励ましてくれた経験…単純に登山の経験だけでなく、様々な経験を通して感じたこと、親子で通じ合えたことは、とても意味深い貴重な体験となったことと思います。
体験して感じることは、テレビやゲーム等のバーチャルの世界では絶対に味わえない“心”を育みます。家から一歩出て「家族で何かしてみよう」「自然の中に行ってみよう」と思った時に、今回の活動が何かヒントとなれば嬉しく思います。
今回の活動にご理解、ご協力をいただいた全ての皆様に感謝いたします。ありがとうございました。