ある日のもも組(年長)のドッジボールにて・・・
普段「グーとパーでそろい!」で、チーム分けをしてドッジボールを
している子どもたち。
この日は、8人でのドッジボールだったので、チーム分けも4対4で
すぐに分かれ楽しんでいました。
すると、途中から「いーれーてー。」と何人かが入ってきて、なんと
14人の大所帯に!!
一区切りついたところで、「チームわけしよ!」と14人が集まり、
2回戦目のチーム分けを行うことになりました。
いつものように「グーとパーで・・・」と始まったところで、A君が、
「ちょっとまって!!なんにんとなんにんでわかれる?」
と、ひと言。
そこで人数を数えてみると、
「14にん。」
14にんいるから・・・。」
「う~ん・・・。」
「5たい5?」
「それだと、ぜんぜんいない。」
「6たい6は?」
「ちがうし・・・」
いろいろと考えるこどもたち。
すると、Bちゃんが
「Cくんはこっち、Dちゃんはあっち。」
と、1人ひとりを分けていく方法で、チーム分けをし始めました。
しかし、
「かってにきめないで!しっかりわかれよう!」
というEくんの言葉に、再び、考え込む子どもたち。
「8たい8は?」
「じゅう・・・・・・・ろく?」
「じゃあ、6たい6は?」
「じゅう・・・・・・・に?」
と指で数えたり、順に確かめたり・・・。
「7たい7は?」
「じゅう・・・・・・・よん!!」
「!」
「!!」
「!!!」
「やった~!これでできる!!」
と、みんな大喜び!!
早速、「グーとパーで・・・」でチーム分けをし、ドッジボールを
楽しんでいました。
なかなか決まらない、思いの外長い時間の中、誰ひとり抜ける
ことなく、みんなで考え、知恵を出し合って、答えを導き出した
子どもたちの姿に、見守っていた教師は、拍手を送りたい気分
になりました。