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ピッタリなお話

本日も舞台は大賑わい。

まずは全員で歌を歌う。

そして~

年長さんが楽器遊び

ひまわり組は 「あかずきん」
たんぽぽ組は 「もりのおふろ」
すみれ組は 「みせてみせて」
ゆり組は 「ぽんたのじどうはんばいき」
もも組は またまた「ももたろう」
さくら組も またまた「うらしまたろう」

運動会もそうでしたが、クラスでどのお話をやるか~
先生が初めから決めてしまわないところがこの幼稚園の大きな特徴でしょう
とにかく今はいろいろなお話に挑戦します。
① 今日やるお話をクラスのみんなに絵本や紙芝居や素話できかせる。
② 自分のやりたい役に分かれる。
③ 舞台でやってみる。
流れで言うと簡単なことのようですが
どの役の子がなんて言うかを先生がその都度教えて進めていく~というやり方をしない
舞台に上がった子ども達はなんとか自分達で進めようとするのです。
ここで担任の先生の難しさは どこで声をかけて どこで待つか~。その采配に苦しむわけです

毎日毎日毎年毎年同じことを繰り返していても・・・
そうか~なるほど~と新たな発見が必ずあります

たとえば
お話を絵本や紙芝居の通りに伝えると子ども達はその通り忠実に進めようとする
それがかえってややこしくなることもあるので
ストーリーはあくまで単純な内容で伝えること。

部屋(舞台まわり)の環境はもちろんのこと
子ども達が使う道具の置き場所や
担任の先生がいる場所など
初めからできるだけ当日に近い状態でやること。

舞台まわりに気になる箇所がないか~常にアンテナを張り巡らしておく
実は~舞台の奥に子ども達何人かが隠れたくなる空間があったため、
初めはそこをそのままに~
すると恥ずかしくなるとそこへ逃げ込む姿が~
ならば・・とそこに物を置き、隠れることができない様に~
すると今度は反対側に置いてある机の下に隠れる・・・・と
環境で何か問題がある時は子どもが必ず行動で知らせてくれるのです

本日の目玉は~初めてやったたんぽぽ組の「もりのおふろ」
まず・・このいでたちをご覧下さい

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ストーリーを知らなくても この姿を見るだけで伝わるものがあるでしょう。
自分の出番に舞台に上がらなかったHくん。
上がりたくないわけではなく・・たぶんたまたま気付いていなかった・・・
そのHくんの姿を見てすかさず同じライオン役のTくんが下に下りて手を取り
一緒に舞台に上がる~
そうです。これが日々の生活。
お部屋でもいつだってHくんにこうして優しくしたきたTくん。
この話を担任の先生と 「あれはすごかったね~」と終わってからしている時、
先生の目からみるみる流れるものが・・・・。
そう。こうです。
舞台に上がる子ども達の姿から熱いものが伝わる日々が始まるのです。
お家の方にできるだけ “上手な”“完成された”ものを見てもらうためでなく
できるだけできるだけ普段の姿を見てもらおうとするからこそ・・なのです。

そして~
今日、一番気付いたことは・・・。
みんなが次々と舞台に上がる中、なかなか足が進まないRちゃん。
舞台なんて普通に上がれるでしょ・・・と思ったら大間違い
そうそう。お客さんが沢山いる中 舞台に上がるのはなかなか勇気のいることでした。
クラスのみんなが躊躇せず全員舞台に上がれているとしたら
まずその事を誉めなきゃね

毎日毎日いくつかのお話に挑戦し、
いつかそのクラスにピッタリのお話に出会う時がきます。
「これだ!」とわかるのはやっぱり担任の先生でしかないのです。
どのクラスもピッタリなお話に出会えますように・・・。

舞台でガチャガチャガヤガヤうるさくしているすぐ隣りの部屋では~
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お母さん達がフラワーアレンジメントをやっておりました。
うるさい中でごめんなさい

おっと・・もう一つ
再びうらしまたろうに挑戦したさくら組。
最後の場面をどう表現したかというと~
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同じお話を同じ学年が表現するのは本当におもしろい。
(先生達はビクビクだけれど) まさに“クラスカラー”がクッキリ出ております。

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2010年01月21日 14:25に投稿されたエントリーのページです。

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