この数ヶ月、ほぼ毎日とりつかれたようにパンを焼いています。
ほぼ毎日、納得するまでは同じパンを焼き続ける。
ベーグル
そしてシナモンロール
そして・・・
たとえば ある週は
他の条件は変えずに いろいろな粉で 試す。
そして ある週は
水を牛乳に変える。
また ある週は
バターや 卵を 加えてみる。
エスカレートし
イースト菌でなく 天然酵母と比較する。
こういう作業を続けていると
こねている時、すでに “ん？ 今日のはいいぞ・・”と手が感じる。
そして 気がつくと
パン（を作る作業は）は まさに化学だ・・・と。
一日のほとんどの時間、我が子と顔を付き合わせる今、
お母さん達にとっては
イライラもするし そうそう機嫌よく付き合える時ばかりではないですね
でも、今こそが 思い切り 愛情を伝えられる時期でもあるのです。
顔を見て 「愛してるよ」と何百回も言えるし
すぐに抱きしめることもできるし
どこへでも一緒に出かけられるし
男の子なら特に・・今なら・・どんなにチューしても大丈夫。
ついこの間まで
急いで急いで 帰宅し
急いで急いで ご飯を作り
そんな生活をしていたはずなのに
気付いたら
帰宅しても 一人で
ご飯を作っても まだ一人で
ひどい時は 寝るまで･･･ あれ？一人暮らしだったっけ？という日もある
そうなると
家族への愛情表現なんて ほとんどチャンスがありません。
なんとかして これを解消しようと～
やっぱりできることは 料理で表現することです。
何度も言ってますが
言葉の愛情は こちらがよかれと思って言ったことが
相手には とてもご迷惑なことがある
でも 「料理を作りすぎちゃったから 子育て失敗しました」・・なんてことはないでしょう。
家族で暮らせる限り 思い切り料理で伝えようとつくづく思う中、
今の生活になくてはならないのが そう・・パンなのです。
温めたり 器に盛ったりしなくても
食べたい時に 食べたい人が 食べればいい
日々、化学実験の結果の報告（つまり感想）があり、次につなげる
パンをはさんでちょうどよい会話が成立する
そして
このやめられない日課の支えとなってもらっているのが ここのお母さん達です。
パンのことでわからないことがあると
教室に通うでもなく
本で調べるでもなく
インターネットでもなく
すぐに 聞ける人達が ここに 沢山いてくれる。
その沢山の人達に共通すること。
それは 反応が素早いこと。
今週に入り、気になっていた“ハイジの白パン”にとりかかろうと
門の中で目が合ったお母さんに次から次へと声をかける
「どーやって作るの？」 「なんであんなにわざとらしい白なの？」
いろいろ質問してみる。
ある人は 即答で～
ある人は レシピを～
ある人は 「やったことないから今日やります！」
すぐに返事が返ってくる
子育てだけの生活でなく
確かに前向きな生き方をしているのがわかる
ひまわり組のお母さん。
「この幼稚園のお母さん達はほんとにいろいろやってるのに
私はあんなことなんにもやってなくて・・・」と落ち込む言い方をする
何言ってるの！！
３人も（それも続けて）産み
家にこもらず 常に外へ出て
一日のほとんどを子ども達と公園で過ごす
こんな立派なことして・・ 自慢するべきお母さん
一人ひとり 確かに みんな 頑張っている
それをまわりの人達が認めてあげなくちゃね
明日はいよいよ・・・楽しみ～
ここ最近は見かけなくなりましたが
何年か前には この日に仮装してくるお母さん達が～
明日、門をくぐる時に・・・
シャワーキャップかぶってくる人がいたら・・・
思い切りプレゼントしちゃうけどな～
追伸
先日の質問２について・・
今朝、「せんせい・・あれ・・もしかして・・Ｎちゃんじゃないかと・・・・・・・」と話しかけられる。
同じ日泰寺のお祭りに行き、そこでＮちゃんの姿を見かけたとのこと。
そこでそのお母さんとすぐそこにいたＮちゃん親子の所へ～
Ｎちゃんのお母さん：「はい！！そうです！！」 ピンポーン！！ すごい・・。
こんな捜査のおかげで判明するなんて～
Ｎちゃんのお母さんも
声をかけてくれたＫちゃんのお母さんも
私も
みんな嬉しい
そして その次のあのお願い
すぐに反応してくれたゆり組のＫちゃんのお母さん。
「こんな貝ではちっちゃいですよね・・？」と言いながら持ってきてくれました。
確かにＭちゃんのお母さんに渡しましたよ～
ね？ここのお母さん達は 本当に反応が 素早い。