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続きまして~ 手紙はいい

人と意思疎通をする手段は携帯がほとんどになってしまいましたが、
私達は多かれ少なかれ、携帯のない時代を生きてきたはずです。

だから、なんでも携帯で~とはせずに
これは 顔を見て直接伝えよう~
これは 電話で話そう~
これは 手紙で~
などなど さまざまな方法の中から選択していると思います。

そんな中、ここにおいて暮らしの主流は携帯ではなく、手紙を大事にしています。
昨日も二通の手紙が手元に届きました。

一通はAちゃんのお母さん。

入園してからずっとずっと泣いていたのに・・

「最近の成長ぶりはすごいです。
 先日の保育参観では 初めてのびのびと遊んで楽しそうな様子を見ました。
 本当に本当に嬉しかったです。
 いろいろ心配事や気になる事がありましたが
 最近の様子を見ていると・・・もうどうでもいいデス! 
 これでいいんだ・・と安心して自信を持つことができました。」

そうです。これです。
Aちゃんは私達も驚くほどの成長で、本人も変わりましたが
その姿に お母さんの心までも変えてしまったのです。


もう一通は 遙か彼方、中国から。
夏にも登場しました、今年1年生のKちゃんのお母さんから・・・・。
こことは何もかも違う(受け入れることの難しい)文化等々の生活ぶりを
ぐちるのではなく、全てを笑いに変えて表現する人柄はやはり素晴らしい。

手紙の最後には
(この夏の出来事。)
「(職員室で)うどんをひっくり返した時の(?なぜでしょう?)
 H先生が描いてくれた絵、(我が子の)机の横にはってあります」と。


ここで子ども達と過ごしていると
“この事、(お母さんに)伝えようかな”と思い浮かぶことが沢山あります。
そうした時には必ず、その日のうちに(ここが大事)手紙を書きます。
なので、平均2、3通の手紙を書くことが日課になっています。
こちらから手紙を書けば、また返事をいただくことになり、
いかんいかん“文通”になっちゃてる・・ということもあります。

話は全く変わりますが
今の若い子達が
待ち合わせをして、“来ないかもしれないドキドキ感”を味わう~なんていう
携帯のない“恋愛”を経験できないこともとてもかわいそうだと思います。

携帯を当たり前に使うのでなく
いろいろな手段で人と関わりましょうね

先日の“半袖のKちゃん”のお母さんへの手紙を
担任の先生が「見たい」と言うので
「まだ・・あの手紙・・とってあるでしょうか・・?」と訪ねると
「ありますよ~ 通帳とか~大事な物がいれてある地震とかの時に持ち出す引き出しに~」


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2009年11月03日 08:25に投稿されたエントリーのページです。

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