数年前まで この幼稚園は
徒歩通園をお弁当と同じ位、一つの大事な柱にしていました。
ですが
同じような幼稚園が減っていき、遠くからでも通いたい・・という願いをかなえるために
バスを導入することになったのです。
そのうち、遠くから通う方が増え
今では全園児の６割がバス通園という状況です。
なぜ、徒歩通園を大切にしてきたかというと
歩くことが大事だから・・ということと もう一つは
毎日必ずお母さん一人一人と会って話せる・・ということ。
この、“毎日会える”ということはお母さんと先生の信頼関係にとって大変重要なことです。
しかも
毎日門をくぐる・・ということは、幼稚園を理解していただくのにもとても大切なことです。
私達は、毎日お会いしている徒歩通園のお母さん達の姿こそを
この幼稚園のお母さん達の姿だと思ってしまいがちですが
それが なかなかそうではありません。
バスのお母さん達は
幼稚園のことも
担任の先生のことも
なかなか なかなか わからない
「なるべく門をくぐってください」とお願いしていますが
久しぶりに門をくぐるのは なかなか勇気がいるはず。
だから・・
先生達は バスのお母さん達に対して相当な努力をしないといけないのです。
電話をしたり・・
お手紙を書いたり・・
久しぶりに
お迎えやポッポで門をくぐってくださった時には
“会いたかった～”と気持ちを伝え・・ また来たい気持ちにさせる・・・
そう・・まるで 恋愛のテクニックのようなものです。
だから～ 徒歩通園の方も バス通園の方も
みんなが集まってくれる 運動会のような一日は本当に大切です。
「（生活発表会のように）運動会にはアンケートがないのですか？」と聞かれました
ありませんが・・
運動会の次の日には沢山の人たちが お手紙をくださいます。
アンケートがなくても ついつい・・書いて渡してくださることに感動します
転勤で転園していらした方や
実は 同じ立場で働いていた方や
いろいろな人たちの目から見た感想は とても参考になります。
明日は 自由ヶ丘幼稚園の運動会があります。
毎年、近くの富士見公園に出かけ、先生達は交代で運動会を見せてもらいます。
他の運動会を見る～という経験は本当に大事で
同じ方針でも いろいろな違いがあって とても勉強になります
自由ヶ丘幼稚園の先生達のお邪魔にならないように・・気をつけて行ってきます
バスのお母さんへ
門をくぐりに来るのは 勇気もいるし ちょっとめんどうだけれど
私達は 会いたいので
仕方ないな～と言いながら・・先生の顔を見に来てください