傘立てに傘があると・・・ どこかへ持って行っちゃったり~
いないな~と探すと・・・ ポッポの部屋や遊戯室の奥の方でなにやらしていたり~
ある時トイレの便器をのぞくと・・・ とってもたくさんの紙を入れてくれていたり~
(先生達のロッカーの一角の中に)
入れないようにしておいても・・・ 入ろうとした形跡が残っていたり~
職員室の机の上や引き出しの中の物が・・・ なんだか動かしてあったり~
これらは 入園してきた間もない子ども達が一学期の間にやらかしてくれる数々です。
そして 私達が けがをしない程度にやっておくこととして・・・
子ども達が登園してくる前には
・雨の降った翌日の忘れ物の傘はすぐに扉の中に入れる
・(目の届かない場所がないように)使わない部屋ははいれないようにしておく
・こんなもの・・手の届く所に置いておいたら・・と思うものは片付ける
・職員室の手の届く所に 危ない物を置いておかない などなど・・
ところが・・・・
よ~く 考えてみると ここ何年か こういう楽しい出来事に出会わない
これらは 全て 子ども達の “好奇心”からくることなのに・・・。
・・・と思っていたら・・・
本日、やってくれましたよ~
今日は全クラスが大掃除の日。
朝から 部屋の中の物を全部テラスへ運ぶ
おもちゃやロッカーの中などもきれいに拭いたり洗ったり
最後にみんなで床をぞうきんがけ
そして・・みんなは 外へ~
その間に 先生達が床にワックスをかけます
みんなが外へ行くとき、
「今から きれいになるおくすりをぬりぬりするので
乾くまで・・中に入らないでね」とお約束を。
そして・・・次から次へとワックスをかけて・・
たんぽぽ組の部屋へ行ったところ、
まだ乾いていないその部屋で
楽しそうにとびはねる 3人の姿が~”!!! (ワオワオ あしあと~)
・・・おことわりしておきますが、念のため、中に入れないように
机やいすなどで 入口を通れないようにしてあります。
なのに なのに
それらをまたいででも 入っていくその勇気!!
そうなんです。
今 この時期に(ダメと言われようが)やっておくべきことがあるのです。
お母さん達が 一日の中で 「ダメ」と注意する・・そのほとんどがきっと“好奇心”。
そう思えば 声をかける回数も 減る減る
この時期にちゃんとやっておけば しばらくしたら きっと やらなくなる
そして・・この経験が
大きくなった時に 違った形で 自らの“やる気”と変わるのです。
年少さ~ん もっともっと おもしろいこと ジャンジャンやってね
思えば・・
この園の門をくぐった初めての春。
入園して間もない年少の3人が
手の届くところに置いてあった えのぐの一式を自分達でふたを開け
壁やら何やらに思い切り・・立派な芸術作品を描いてくれたのを思い出します。
(それ以来、えのぐは一番上の棚に移動・・しました)
あの子達は・・・今・・6年生になります。
素晴らしい数々の好奇心で驚かせてくれたあの子達は
きっときっと 素敵な姿に成長していることでしょう