年長さんになると、“スポーツテスト”という経験をします。
・20m走
・ボール投げ
・片足立ち
・とびこしくぐり
来週には測定するので・・昨日はためしに~
上の園庭に全員が横一列に並び、「いっせーので」でテニスボールを投げて~
下の園庭にころがっていくボールを必死で拾いに行き、再び投げる・・という経験を。
ころがっていくボールの、どれが誰のかわからなくなるところを
子ども達の探す姿は さまざま。
投げた途端にすぐ走り、自分のボールを見逃さないようにちゃんと拾いに行く子。
ゆっくり下を見に行くため、自分のかどうかわからないけれど目にしたボールを拾う子。
他のボールがどんどんころがってきてもあくまでも“自分の”ボールを探し続ける子。
途中、ボールの取り合いでケンカにならないのかなあ・・と見ていたけれど
そんな姿がないのは やっぱり年長さん。(今までのいろいろな経験のおかげ)
そろそろ終わろうとする頃、みんなで最初の数だけあったかどうかを確認。
足りないボールの数だけ もう一度探し続けることに・・・
しばらく様子を見ていた先生たちは、探す子ども達の姿に・・“ん~~”。
探すふりはしているけれど・・あんまり困った様子がない。
おそらく“本当に困る”という経験をしてきていないから。
お弁当を食べる時間が迫り それでも見つからず
お弁当を食べ終わって遊びに出てくる年少さんや年中さんの姿を見て
“ぞ~っ・・”。
本当に困った気持ちになったでしょうか。
お弁当を食べ、一日は終わりましたが
その日の子ども達は どんな心の体験をしたでしょうか。
そしてここからも大事で・・・
最後までみつからなかった4個のボールに対して
月曜日、
先生たちのするべきこと
子ども達のすること
ここでみんなで考える
これはほんとにいい経験。
新型インフルエンザの疑いがあり、隔離されていた高校生の子ども達。
生まれた時から 豊かな環境で
きっとこんなに不自由な日々は初めてだったでしょう。
2、3日はいいけれど
その先、みんなは何を思ったでしょうか。
不自由さの体験をいい経験だったと感じた子がいるならば
そのことを今の大人たちに是非伝えてほしい。
我が子に“不自由な体験”をさせましょうね。