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いっぱい栽培

若い頃、“花束”をいただくと・・“うへ~水かえ たいへん~”なんて思ったのに
大人になってから、ある人と出会い、花や木を育てることの素晴らしさを実感しました。

花や木を育てることはどこか子育てと似ているところとそうでないところが・・・。


人は“愛される”ことが大事ですが
   “愛する”対象がいることもとても大事。
我が子達が大きくなって手がかからなくなると
“手をかける”相手が欲しいことに気付きます。

我が家でも・・梅・山椒・きんかん・キンモクセイ・・などなど
たくさんの“こどもたち”を育てていますが

自分が行き詰まっている朝に限って・・「ここよ~ここよ~」と小さな花を咲かせて
励ましてくれたり
“この子はもうだめかなあ”と思うとやっぱり枯れてしまうけれど
“いや、まだまだ大丈夫”と思うとちゃんと生き返ったり・・・

心がしぼんでいきそうな時にこそ
何かに愛情をかけると満たされるのです。

ただいま 幼稚園では
年長さんが一人ずつ“あさがお”
       みんなで“さつまいも”
そして・・・たくさんの“トマト”
それから一年前、毎日自分ではさみでとってせっせと食べていた
Kちゃんのために“なす”
そして実になったのをすかさずどんどんもぎとられる“梅”
そしてそして みんなにみつからないように こっそり赤くなりはじめた“グミの実”

いっぱい栽培中です。

今朝、二人の年長さんがこんな会話を・・・。
「あさがおにみずやりにいこっと」
「あれ?じょうろもっていかないの?」
「きのうのよる、たくさんあめがふったからまずつちをみるの」
(あさがおのところまでいき、つちをてでさわり)
「ぬれてるから きょうはあげなくてだいじょうぶ」

自分のあさがおを育てるということは
こんな 小さな いや 大きな 大切な経験をしているのです。

小さな芽が出ていたり
花を咲かせていたり・・
みんながある日そんなことに出会って
心が“ドキュン”となりますように・・・。

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2008年05月14日 20:38に投稿されたエントリーのページです。

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