先日あひる組で育てていた、かめのにかちゃんが亡くなってしまいました。
6月からあひる組の部屋で一緒に過ごしてきたにかちゃん。
初めて身近にいるかめに興味津々の子どもたちは、エサをあげるだけでなく、持ち上げて見たり、水槽を揺らしたりと、側で見ている教師が少しハラハラする場面も見られました。
一緒に過ごしていくうちに、次第に自然とかめへの接し方身に付けを、園庭を散歩するにかちゃんの横を一緒に歩いたり、水槽を教師と一緒に掃除したりと、みんなで育ててきました。
ある朝、突然死を迎えてしまったにかちゃんに、子どもたちも教師も本当に驚きました。
いつもならにかちゃんの姿を見るとつんつんと触る子どもたちですが、その日はじーっと見つめ続ける子どもたちでした。
朝の好きなあそびでは、廃材を使って「かめつくる!」という子や、「にかちゃんのおはかにおく、てがみをかく」という子の姿が見られました。
にかちゃんのお墓は、寂しくないようにと言う子どもたちの思いから、
沢山の生き物がいる池があり、ちょうど今綺麗に咲いている桜見えるところにしようと、この場に決めました。
一人ひとりが「ばいばい」と手を振る中、「またあおうね、げんきでね」と声を掛ける子の姿に、思わず教師もこらえきれないものがありました。
悲しい出来事でしたが、子どもたちなりに死を感じ、受け止める姿に、心の成長を感じました。
戸外あそびに出ると、1番お墓のある池に向かう子や、あそびの中でふとした瞬間に見に行く子等、少しでも気に掛ける姿を嬉しく思う教師でした。
いままでありがとう、にかちゃん。だいすきだよ。