~竹取物語~☆年長組☆
それは、長い物語の始まりでした。
ある日。年長組にて。
「もうすぐ七夕なんだけど、作った飾りどうしよっか?」
教師が聞くと、
「ささにかざる~!」
子どもが答えます。
「でも、大きい組の笹さぁ、、、、、
実は。。。先生買うの忘れちゃったんだ!ごめん!」
この答えに
「えぇ~~!!」「どうして~~!!」
驚きを隠せない子どもたち。
しかし中には知恵者もおり、「じゃあさ、ささをつくればいいんじゃない?」
ナイスアイディア!!・・・しかしみんなの分を作るのは大変です。
すると、
「たけをもってくる!」の声が。
「どこから?」と聞くと、
「え~っと…」再び困って黙ってしまう。。
「そういえば先生、竹の生えてるところ知ってるよ。」助け舟を出す教師。
「そこにいってもらってこようよ!」
こうして子どもたちと竹を取りに行く事になりました☆★☆
~翌日~
天気も調度いい具合に曇っており、今日がチャンス!と張り切って出かけました。
行ったのは”長福禅寺”というお寺で、幼稚園から歩いて約30分。そこに生えている竹をいただけることになりました。
「おねがいしまーす!」
お寺の方に挨拶をして早速各クラス竹を選びます。
「ねーねーこっちのたけはどう?」
「これはみんながかざりをつけるえだがすくないなぁ・・・」
「なんか曲がってる竹より真っ直ぐに生えてる竹の方がいいらしいよ!」
「えっ!?そうなの??」「あった!これはどう??」
お目当ての竹を見つけ、今度はどうやって竹を取るかという難題に当たると、
「手でひっぱってみる!」 よいしょ!よいしょ!!・・・抜けない。
「ロープでひっぱろうよ!」 よいしょ!よいしょ!!・・・やっぱり抜けない。
そこにジャジャーン!のこぎりが登場!T.K先生が一生懸命竹を切り、まつ組・もも組の竹が揃いました!
「うわー!!すごーい!!」「おおきい~~!」
あまりの大きさに歓声が上がります。
さあ、ここからが大変。今来た道を竹を担いで戻らなくてはなりません!!
まるで祭りのおみこしのように担いで、
「わっしょい!わっしょい!」「わっしょい!わっしょい!」
元気な掛け声と共に運んでいきました!
疲れが出てきた頃、Mちゃんが「げんきがないよ~!!せーの!ワッショイワッショイ!」頼もしい声が聞こえてきました!
竹を持って歩くことは本当に大変で、
途中信号を渡りきれなくなりそうになったり…
竹が長すぎて曲がりきれなかったり…
悪戦苦闘の1時間でしたが、その中で子どもたちはいろんなことに気付きそれを実践していました!
「みんなー!あたまのうえにのせると はこびやすいよ!」
「しんごうわたるときは いそごー!」
「ここおもいから だれかてつだってー!」
もも組が疲れている時には「ももぐみがんばれー!」とまつ組が応援したりする姿も♪
何度もお茶休憩をしながら1時間程かけて長~い道のりを運んできました!
園に着くと、なんともいえないくらいの達成感を感じている姿がありました。
いろんな先生に頑張ったことを伝えていましたよ!
来週は遊戯室に子どもたちがとった竹が登場します。楽しみにしていてください。
みんな本当によく頑張ったね!また飾りをつけようね☆