« お母さんって・・・・強っっ!! | メイン | 本日の自由ヶ丘幼稚園♪ »

☆親子ふれあい登山教室☆

 10月3日(土)、年長組30組の親子と三重県にある尾高山に行ってきました。

 朝は、8時集合。21人のお父さんと、9人のお母さん、そして園長先生と7人の教師で、大型バスに乗り込み、東名阪道を通っていざ尾高山の麓へ!

 尾高山の標高は533m。“登山”と表現するには大げさな標高…??!お父さんたちも余裕の表情です♪♪

 10時くらいに尾高山の駐車場に着くと、日本山岳会東海支部の6人のメンバーがお出迎えをしてくれました。みんなと一緒に登っていただき、登山の“いろは”をご指導いただきます。その山岳会の方のご指導の下、まずは準備体操!「あ!これ知ってる!サッカーでやってるー!」と子どもたちのはり切った声と、すでに「イテテテテ…**」という一部のお父さんの声…☆大丈夫かな…??!
 山岳会の方が見せてくれた袋の中には、コオロギ、トノサマバッタがたくさん!子どもたちはわくわくした気持ちを抑えきれず「虫いっぱいつかまえよう!」と興奮して意気込んでいました。「猿や鹿、運がよければカモシカにも出会えるかもね!」という言葉は、すでに耳に入っていたのかいなかったのか…。

 駐車場からまずは尾高観音を目指します。背の高い針葉樹の間を気持ちよく歩きました。尾高観音でトイレ休憩。ここから先は、弁当までの2時間半トイレがありません!でもみんな、そのためにトイレットペーパー持参なので問題ないですね♪もししたくなったら自然の中で、生きてく上で最も自然な行為をするだけです…☆
 
 さて、ここからが本番!道が狭いのでみんなで1列になって、登ります。登り始めて1分。「こんな急なとこ登るのぉ…?!」お父さんたちのかすかな独り言を聞き逃しませんでしたよ♪それでも「お父さん虫探したーい!」「あ!何かいたぞ!」と楽しそうな親子の会話は絶えませんでした。
 
 さらに進むとロープの張ってある坂、というよりちょっとした崖??!「こんなとこ上がれるの?!」という驚きの声と共に「よし!上がってけ!」と下で落ちてきたらいつでも支えられる姿勢で構えるお父さんたちの姿!!下で親がしっかり構えている安心感があるから、子どもは“少々失敗しても大丈夫”“ずっこけても大丈夫”という気持ちを持って危険な崖でもチャレンジできる…。この登山の意義が、この場面に表れているように感じました。まるで子育ての縮図のような場面でした☆

 一時間を越えてくると、「もーだいぶ来ました?」「あそこに見える所まで登るよ。」「えー!まだまだだね…。」山岳会の方の言葉に、がっかりするお父さん。「おなかすいた…」「もー歩けない…」と親にすがる子どもたちに対し「あとちょっとだよ!」「ほれがんばれ!」と励ますお父さん、お母さん。「お菓子はダメって言ったのに、自分が食べてんじゃん!」と子どもに指摘されているお父さんもいました☆
 
 そろそろみんなの疲れが見え始めると…いいタイミングで展望台に出ました!みんなすっかり元気になって、子どもたちは展望台に登って写真を撮ったり、虫を探したりして楽しみ、お父さんお母さんたちは、お茶を飲んで休憩しながら景色を楽しんだりしました♪
 
 展望台で元気を取り戻し、いざ弁当を食べる芝生へ出発!ここからは下りです。落ち葉がふわふわしていて歩くととても気持ちが良かったです。でも急な所はすてーんと尻もちをついて転ぶ子もいました。お父さんが上から手やリュックを握ったり、お母さんが下で構えていたりして、転ばないように親子で工夫していたのが印象的でした。

 芝生へ着いたのが13時くらい。みんなおなかがペコペコでした!とても見晴らしのいいロケーションの中、お弁当をとってもおいしそうに食べていました。「外で食べるとうまいだろう?」「うん!」などと親子での会話を、それぞれ楽しんでいたようです♪

 ここで山岳会の方が料理をしてくれました!ウインナー、焼きそばを炒めて、みんなに分けてくれました。芝生の上で、温かい料理が食べられたことは、子どもたちにとってとても感動的な出来事だったのではないかと思います!

 おなかが満たされると、子どもは遊び、大人は昼寝…がお決まりですが!参加していただいたお父さん、お母さんは元気いっぱい☆芝生で滑って遊ぶ子どもたちにちゃんと付き合ってあげていたし、コオロギ、トノサマバッタ、カマキリなどの虫捕りを一緒にするお父さんもとても多かったです!子どもたちの背丈に追いつきそうなほどの草むらの中を縦横無尽に飛び回るトノサマバッタを、子ども以上に夢中になって追いかけていたお父さんもたくさんいましたよ♪

 たくさん遊んでいよいよ下山。帰り道は舗装された道、芝生など歩きやすい道が大部分でした。わざと道から外れて、わざわざ草の中を歩く子どもたちもいました。これが子どもの(人間の…)本能なのでしょうか?…とにかくこの探究心、冒険心は大人になっても忘れてほしくないですね…☆いろいろな植物が実りをつける秋…子どもたちの服に無数の“くっつきむし”(子どもの呼び名、植物の実)が付いたのは言うまでもありません…。

 帰りのバスでは、お父さんたちはぐったり…。お母さんたちは、わりと平然としていて、やっぱり一番元気なのは子どもたちでした!「ねーねー先生!幼稚園行ったら“こち亀”やれる?」“こち亀”は運動会に向けて年長組が踊っている曲♪どこにそんな元気があるの?!と聞きたくなるほどでした。


 参加されたお父さん、お母さん、本当にお疲れ様でした。この登山には二つの願いがありました。一つは『親子の絆を深める』、もう一つが『自然と親しむ』です。どうでしたか?帰られるときのみなさんの表情を見ていると、少しはお力添えができたのでは…と感じています☆
 親子で一つのことに向かって力を合わせたり、親が支えになって子どもが何かを成し遂げたりした時に得られる達成感こそ、家族の幸せだったり、子どもの成長の原動力なんだろうな…と考えています。とかく直接体験の少ない生活に浸ってしまっている今の生活の中で、親と子が一緒になって何かを成し遂げ達成感を共有するという体験を、是非大切に考えていただきたいと思います。


写真は、また後日載せます!お楽しみに☆
 


 

 
 

About

2009年10月06日 18:20に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「お母さんって・・・・強っっ!!」です。

次の投稿は「本日の自由ヶ丘幼稚園♪」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34